2012年10月19日金曜日

国連ユネスコの『世界のメディア教育政策』を翻訳

国連「文明の同盟」やユネスコ、欧州委員会等により発行された本『世界のメディア教育政策』、
日本語版をダウンロード頂けるようになりました。



世界中でメディア・リテラシー教育政策を推進することを目的に、
各国のメディア教育をめぐる状況を紹介した内容。
カナダやヨーロッパ諸国のみならず、中東地中海地域やアフリカ、南米などの発展途上国における
メディア・リテラシー教育の現状や課題についても、記述されていることが特徴である。



日本語版の翻訳は、国内のメディア研究者たちが
およそ1年をかけて完成させた。
私は第3章「メディア・リテラシーにおける放送規制の役割(イギリス)」を担当している。



残念ながら、本書は「世界の」メディア教育政策を紹介すると触れ込みつつ
日本の状況についてはほとんど取り上げられていない。
日本におけるメディア・リテラシー教育政策に関する議論は、まだまだ熟していないということなのだろう。



今回、翻訳版をより多くの方に読んでもらうことで、
我が国においてもこうした議論の機運が高まれば幸いである。



ちなみにイギリスの項の場合、
「放送規制」を機能させるためには「メディア・リテラシー教育」との両立が有効である、との主張が印象的ですな。






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