2016年8月17日水曜日

青少年に「SNSの危険対策」講演

中高生からの感想文
青少年向けに講演を務める機会が
立て続けにあった。

まずは岡山県内の中高一貫の進学校にて、
「ネット社会との上手な付き合い方
~いま身に付けたいネット・リテラシー」と題して。

・個人情報の流出
・ネットいじめ
・リベンジポルノ

といった問題を中心に、現状と対策をお話させて頂いた。

こちらの中学・高校の生徒にも
スマートフォンやSNSの利用者は多数いるとのことで、
皆真剣に耳を傾けてくれたご様子。

終了後は、ビッシリと書き込まれた感想文の束が届いた。

「自分の書き込み内容を改めて見直したい」
「絶対に加害者にも被害者にもならないよう気を付けたい」
「自分でルールを決めて、トラブルに巻き込まれないようにしたい」
「SNSの危険性をわかっているつもりだったが、初めて知ることも沢山あった」
「誰も嫌な思いをしないために、友達とネットの使い方を話し合いたい」

……等々、ここにはとても紹介しきれない生徒たちの生の声であった。

学校側からは、
「SNSについての正しい理解とその問題点、トラブルへの対処法について
ポイントをしぼりながら丁寧に解説され、とても分かりやすく、
学校や家庭の教育では十分に知り得ない貴重なお話に大変感動しました」
とのお言葉。
こちらこそ、有難うございます。


また、同様のテーマで
東京少年鑑別所でも、
入所する青少年向けに講演。

前回に引き続き、2度目である。
担当職員の方は拙著『リベンジポルノ~性を拡散される若者たち』
をお読み下さったとのこと。恐縮です。

入所者には近年、ネットが理由で
トラブルを引き起こすケースが増えていると聞く。

彼ら彼女らに
SNSの使い方について正しい知識を伝えることで、
再び非行を犯すことを防げれば、
と微力ながら願っている。


【参考文献】

http://www.amazon.co.jp/dp/4335551754/
『リベンジポルノ
~性を拡散される若者たち』


■著者インタビュー記事はこちら


「リベンジポルノなんて、
撮らせる人間が悪いんじゃないの?」

そう思うあなたは、是非どうぞ。







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2016年8月3日水曜日

SNSリテラシー入門



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元祖SNS本!

スマホ依存、学力低下、援助交際、ネットいじめ……。
子どもの世界に広がるこうした現象の多くに、あるものが関係している。「SNS」だ。 主にスマートフォンで利用される、会員制交流サービスである。

スマホを持つ高校生のうち、SNS利用者は実に9割を超えるとのデータ。カラーコンタクトと付けまつ毛でキメたプリクラ画像を載せ、本名や学校名を公表し、友人とのカラオケや彼氏とのケンカについて綴る少女たち。そうかと思えば、SNS上で「ナンパ」してきた男性と外で会い、付き合い始めたりする。朝起きてから夜寝るまでSNSの画面を眺め文字を打ち、学校にスマホをこっそり持ち込むのも当たり前。いまやSNSは、子どもたちが片時も手放せない「自己の分身」と化している。

子どもはSNSに、親に言えないことを書く。そこでは、自分の素性も、親への不満も、学校の悩みも、彼氏との裸写真も、全世界に向けて発信される。従来は不特定多数と共有することはあり得なかった「ヒミツ」が、SNSの登場によって「ダダ漏れ」しているのだ。

SNSに書き込まれたヒミツは、第三者に悪用される。性的な誘いのメールが頻繁に届いたり、電話番号が出会い系サイトに晒されて一日100件もの迷惑電話が来たり、彼氏のモトカノ(元彼女)から嫉妬まみれの誹謗中傷が書き込まれたりする。子どもたちはSNSを楽しむ半面、多種多様な被害に悩まされている。SNSが登場する前は、思いもよらなかったような内容だ。

だがおそらく、殆どの大人はSNSの実態を知らない。子どものSNSは意識的に探さない限り、見つかるものではない。我が子がSNSを使っていることすら知らない親も多いだろう。これでは、子どもがSNS上で何らかのトラブルに巻き込まれたとしても、対処のしようがない。

本書は、SNSを使う女子中高生にインタビューを行ない、子どもたちがSNSにハマる心理や利用実態、SNSの仕組みとその問題点を徹底分析したものである。SNSを読み解くリテラシーに焦点を絞って深く掘り下げた、稀な内容となった。海外の子どものネット事情や、大人が取るべき対応策についても解説・提言している。

私はかつてテレビ局の報道記者として、多くの子どもや若者たちを取材してきた。彼ら彼女らが直面する「性」や「いじめ」の問題は、テレビや雑誌が発信する情報に強く影響されると感じていた。いまはSNSが、子どもにとって最強のメディアである。見知らぬ大人たちが組織的に作るテレビ番組よりも、自分の友人や憧れのモデルがSNSで発信する個人的な情報に、子どもたちは価値を見出す。小さな画面の文字に振り回され、一喜一憂するその姿は、明らかに従来のメディア観ではくくれない。

我が子がSNSでどんな情報を発信し、また受信しているのか、親は気になることだろう。だがやみくもに心配するより、まずは実態を知るのが先だ。SNSの魅力や危うさを理解し、リテラシーを持った上で子どもと向き合い、SNS利用について話し合って欲しい。この本には、そのためのヒントが詰まっている。

『プロフ中毒ケータイ天国 子どもの秘密がなくなる日』渡辺真由子著より、
「はじめに」を加筆修正)

☆関連記事「メディア・リテラシー入門」




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