2009年1月29日木曜日

浪人禁止令

センター試験も終わり、
本格的な受験シーズンに突入する頃だ。
最近聞く言葉は「カーナビ親」。
子どもに先回りして、進学先を
あれこれ道案内する親を指すらしい。



子どもは、親を怒らせたりガッカリさせたくないから
カーナビ親に言われるがままに受験する。
その結果、合格後は意欲がわかずウツになったり
グレたりする子が目立つという。



子どもには学力の背伸びをさせず
「身の丈力」で勝負させよ、と
私は以前の記事で述べた。
そのために「塾をなくせ」と提唱しましたよね。



今回、新たにもう一つ提案をしたい。
それは……「浪人はさせるな」。



せっかく皆が塾に行かず
「身の丈」に応じた大学へ進む環境が整っても、
浪人を許すようでは意味がない。
ワン・モア・チャンスを与えることになるからだ。



浪人させれば一年余分にカネがかかる。
この時点で、親の経済力による格差が生まれるだろう。
さらに、浪人という制度は
「もう一年頑張れば志望校に合格できる」という期待を
親に抱かせる。子どもの「身の丈力」に納得出来なくなるのだ。
もちろん子ども自身も、諦められない。



部活動に熱中し過ぎたあまり志望校に受からなかった?
良いではないか。
その子は、勉強とは別の分野に秀でているのである。
「そうは言っても、他の子たちが浪人して高偏差値大学へ
入ったら、ウチの子だけ負け組になってしまう」
との心配はごもっとも。
だから、浪人という制度自体を無くしてしまうのだ。



そのためには、以前提案したように
塾ではなく学校教育の充実が必要だ。
子ども自身にも、
「この大学に入ってあれを学びたい」といった明確な目標があるなら、
学校の勉強を頑張って成績を伸ばせばいいのである。
それでも現役合格できなければ、そりゃ「身の丈」である。



ベネッセ教育研究開発センターの調査によると、

子どもに中学受験させる保護者は、

「友人を大切に」「他人に迷惑をかけない」といった要素を

子どもに期待する割合が低いという。
ここから、どんな人間が育つのだろうか。



ちなみに上記の記事
『お金をかけずに慶応大に現役合格する術』

をテーマに本を書こうかと提案したところ、
「そんな本があるなら是非読みたい」という声を
相次いで頂いた。
やはり「身の丈力」が、
いまの時代を心穏やかに生きるためのキーワードなのであろう。



2009年1月19日月曜日

「携帯持込禁止とネットいじめ」で講演

ネットいじめ対策をテーマに、
埼玉県で講演を行なった。
主催は、高校のPTA。
保護者や教員の方々が参加した。



講演では、
「ネットいじめの実態」や「大人はどうすべきか」
といったことに加え、
「携帯持込禁止」の動きについてもコメントさせて頂いた。



教育再生懇談会や一部地方自治体は、
学校への携帯持ち込み・使用禁止の規制を進めている。
だが、私が全国の学校を回って見た限り、
携帯持ち込み禁止は既に多くの学校で行なわれていることだ。
そして先生方は皆、ため息混じりにこう言う。
「禁止したって、こっそり持ってきてるんですけどね」



そう。規制の目をくぐり抜けて、休み時間や登下校に使うのだから
意味がない。禁止すれば問題解決、というわけではないのだ。
最も大事なのは、「どう使うか」を教えることである。
そのために必要なのが、「ネット・リテラシー」だ。



ネット・リテラシーって何? という方は、こちら↓


大人が知らない ネットいじめの真実



おすすめポイント:
第3章
「心の教育のためのネット・リテラシー」参照








大人が知らない ネットいじめの真実


著者:渡辺 真由子



大人が知らない ネットいじめの真実





2009年1月16日金曜日

「メディアと性教育のリテラシー」出版へ

1月も中旬に入ると、すっかり通常業務モード。
「お正月なんてあったっけ?」と首をひねる方も
多いことであろう。
ここらであなたの『新年の誓い』を
読み直しましょうや。



きょうは、そんな新春に相応しいお話である。
私の今年のテーマが
『性教育とメディアの融合』であることは
前に述べたが、
この内容を本にまとめることになった。
秋頃の出版となるだろう。



私たちの性行動にメディアが与える影響は、
非常に大きい。
だからこそ、性表現に対する
メディア・リテラシーが必要になる。
思春期の子を持つ親や、
性教育に従事する教師の方々にも
役立つ内容にするつもりだ。



目下、このテーマの取材で
慌しい日々を送っているが、
新たな発見が次々出てきて面白いったら。
どんな発見かって……?
それは、出版後のお楽しみ!



ちなみに、この本の前身となるのが、
昨年夏に出版した
『ニッポンの評判』(新潮社、共著)である。
日本のポルノが世界中で絶大な人気を
集めるのは何故なのか? を分析、
解説している。
新著を待つ間に、まずはこの本で
予習しておきましょう↓



      




ニッポンの評判―世界17カ国最新レポート (新潮新書)

 



ニッポンの評判―世界17カ国最新レポート (新潮新書)





2009年1月11日日曜日

■講演テーマ・講演歴



*講演に関するお問い合わせ



講演歴



参加者の声




ネットいじめ講演記録集





メディア・リテラシー講演記録集











女男共同参画講演記録集


***講演テーマ一覧 : 〔いじめ・携帯・ネット問題〕  〔メディア・リテラシー〕  〔女男共同参画〕
                                           (その他のテーマは、ご相談下さい)***





いじめ・携帯・ネット問題



●「深刻化するネットいじめ その現状と大人の役割」
   (青少年の健全育成と人権)



【趣旨】
 インターネットや携帯メールを利用した「新しいいじめ」が日本にも上陸し、大問題となっています。私は14年前からいじめ自殺の取材に取り組み、最近はネットいじめの被害者や教師の方々を取材しています。
 講演では、インターネット上のいじめをめぐる日本の現状、そしてこれらの問題の背後に潜むネット社会ならではの原因を分析し、解りやすく解説します。また子どもを守るための対策として、今求められるネット・リテラシーについて、先端のノウハウも伝授します。



【概要】
・ネットいじめの現状と手口
・ネット社会の問題点を検証
・大人はどんな対策が必要か
・ネット・リテラシーとは



--------------



●「巻き込まれないで! ネット上のいじめと性犯罪」(子ども向け)



【趣旨】
 ネットを実際に多用しているのは子どもたちです。
加害者にも被害者にもなり得る、まさに当事者であるとの
自覚を促すために、直接語りかけます。



【概要】
・ネットいじめはなぜキツいのか?
・いじめは相手の人生にどう影響するのか?
・被害者、傍観者、加害者になった場合、あなたに出来ることは何か?
・ネット上の性犯罪から身を守るには?



--------------



●「いじめ報道と人権」(人権教育)



【趣旨】
 いじめ自殺や少年犯罪の報道は、なぜ「感情的」なのか?
被害者の人権を尊重するために、メディアの取材はどうあるべきか?
 一般の教育・指導論ではなく、報道する者の立場から見たいじめ取材のあり方、メディアが加害少年を取材する難しさなど、いじめ報道をめぐる問題点を明らかにします。



【概要】
・いじめ自殺報道の傾向と問題点
・なぜ報道するのか?
・人権に配慮したいじめ自殺報道とは?
・受け手に求められるメディア・リテラシー



--------------



●「有害サイト・児童ポルノの現状と対策」

【概要】
・日本の有害サイト・児童ポルノの現状
・海外の現状と対策
・日本の対策と課題
・性情報が与える影響



--------------



●上映会 (自閉症、いじめと少年法、報道と人権)

【概要】
詳細







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メディア・リテラシー



●「メディアに隠された意図を読み解く
     ~情報に惑わされず、真実を見抜くコツ~」
                        (メディア・リテラシー教育)



【趣旨】
 ゲームにテレビ、新聞などから溢れ出る情報が私たちに与える影響はますます大きくなっています。それに伴い、親は自分の子どもがゲームやネット、テレビなどに囲まれている現状について、メディアから悪い影響を受けないか非常に心配しています。
 現代では、幼児への性犯罪やゲーム感覚の人殺しなど、メディアに触発されたと見られる事件も後を絶ちません。しかし、社会で起こる様々な問題は、元を辿ればメディアが作り上げた価値観に起因します。
 メディアの情報を鵜呑みにせず、“賢く”読み解く目を育てるにはどうすればよいのか?ニュース制作現場記者としての長年の経験と、世界先端をいくカナダのメディアリテラシー理論に基づき、いま最も必要とされる能力を解りやすく解説します。



【概要】
・客観報道とはなにか
・ニュースの価値の決まり方
・メディアが作る「常識」を読み解く
・メディアの性・暴力表現の影響



--------------



●「ネットの便利な使い方とリスク~情報の受信・発信のコツ」

【概要】
・「ネット世論」が仕立て上げられるカラクリ
・ネット情報に接する際に注意すべき点
・効果的な情報発信のコツ






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女男共同参画

●「インターネット・携帯が子どものジェンダー意識に与える影響」
                       (女男共同参画とメディア)



【趣旨】
インターネットや携帯電話などの
「新しいメディア」絡みのトラブルに巻き込まれる子どもが
後を絶たない中、
大人に何が出来るかを考える事は急務です。
この講演では、ネットや携帯が
子どものジェンダー意識や性犯罪に与える影響に
着目し、対策を提案します。



【概要】
・子ども向けメディアに潜むジェンダー
・メディアの暴力表現、性表現の影響
・インターネットや携帯電話が形成する
  ジェンダー意識と性被害の現状
・大人に出来る対策とは?



--------------

●「広告リテラシーのすすめ 
        ~ジェンダーの視点でメディアを読み解く」



                   (消費者教育・女男共同参画)



【趣旨】
 水着姿の女性、料理する女性と食べるだけの男性、といった固定的な性別役割分担を強調する広告が多いことに気づいていますか?
 広告はどのように作られるのか、企業は消費者の購買意欲をそそるためにどんな手法を使うのか、それを見抜く力が「広告リテラシー」です。マスコミでの現場経験と、最先端のメディア・リテラシー、ジェンダー理論に基づき、わかりやすく解説します。



【概要】
・広告リテラシーとは
・広告の基本的な読み解き方
・広告に潜むジェンダー表現
・広告制作の裏の“意図”とは?



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●「性教育とメディア」
【概要】
・子どもを取り囲むメディアの性情報の実態
・メディアは若者の性行動にどう影響するか
・若者が抱える性の悩み
・望ましいメディアの性情報のあり方



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●「女性の生き方とメディア」
【概要】
・メディア・リテラシーとジェンダーの関係
・恋愛、結婚に関するメディアからのメッセージとは
・女性としてどう生きるか



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講演に関するお問い合わせ



講演歴



参加者の声







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■メディア出演

*お問い合わせ窓口












【過去に出演・取材を受けたメディア】



テレビ・ラジオ
・TBS 『みのもんたの朝ズバッ!』 -群馬小6女児いじめ自殺事件
                      -いじめアンケート問題







・日本テレビ系 『ウェークアップ!ぷらす』 -海外のSNS事情とネット・リテラシー教育

・テレビ朝日 『モーニングバード』 -いじめ自殺と第三者委員会
                    
大津市いじめ対策担当と文科省カウンセラー増員



・テレビ朝日 『はい!テレビ朝日です』いじめ自殺報道とメディア・リテラシー



・関西テレビ(フジ系)『テレビのミカタ』 -いじめ報道と人権、メディア・リテラシー



・BSフジ 『プライムニュース』 -性表現規制の必要性 (東京都青少年健全育成条例)



・ニコニコ生放送 『いじめ自殺』 -緊急特別番組



・NHKラジオ 『ニュースここ一番!』 -表現の自由」と性表現規制



・J-WAVE 『TOKYO MORNING RADIO』 -ネットいじめの実態と国際比較


・Japan FM Network(JFN) 『Living Style』 -メディア・リテラシー対談


新聞
・読売新聞 『書評』 -
『大人が知らない ネットいじめの真実』



            -『オトナのメディア・リテラシー』

・毎日新聞 『ルポ連載』 -
親も知らないプロフ~子どもとケータイ
    『論点』-性表現規制のあり方


・東京・中日新聞 『著者インタビュー』 -
『大人が知らない ネットいじめの真実』



・西日本新聞 『ルポ連載』 -ケータイ時代の子どもたち



北海道新聞 『書評』 -『脱・恋愛論』



・共同通信 『ルポ連載』 -若者の性とメディア
       『争論』 -どうする児童ポルノ規制







・時事通信 『論壇』 -子どものプロフ文化

雑誌
・週刊文春 『THIS WEEK テレビ』 -
録画率と視聴率の差はなぜ起きる?
・AERA(朝日新聞)
・エコノミスト(毎日新聞)
・週刊ポスト(小学館)
・FLASH(光文社)
・日経キッズプラス
・総合教育技術(小学館)

・R25

・アルク

・留学ジャーナル

・WISH

・VT magazine (Vancouver)

・KauKau (Hawaii)

・PCoff (Los Angeles)

ほか多数





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■このサイトについて

このサイトの著作権は渡辺真由子に帰属します。

画像、文章の無断転載を禁じます。




��個人的な御質問・御相談はお受けしておりません。




■大学出張講義

大学での講義依頼(客員等)に対応しています。
お問い合わせは窓口へ。






【専門分野】
メディア・リテラシー教育、ネット・リテラシー、恋愛リテラシー、映像制作実習、
ジャーナリズム論、ジェンダー論、青少年保護政策


*英語による講義も可能



2007~2010 慶応大学メディア・コミュニケーション研究所講師
          ・『メディア・コミュニケーション実習』
          ・『メディア特殊講義』



2011~現在 相模女子大学人間社会学部講師
          ・『エンターテイメントの経済学』
          ・『エンターテイメント産業論』
          ・『日本語スキルアップ講座』



2013~    桐朋学園芸術短期大学講師
          ・『メディア・リテラシー』


◆慶応大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程にて「メディアにおける青少年保護」を研究  (2013年夏修了予定)
  ⇒論文、学会発表一覧

「大学講義」の記事も参照下さい








【シラバス例】



■『メディア・コミュニケーション実習』





講義概要
テレビ、新聞、広告などのメディアの作り手は、どのような「意図」のもとに情報を発信しているのか? メディアが社会の価値観に与える影響を認識し、情報を読み解くための能力(メディア・リテラシー)を、理論と実践を通して身に付けます。自らが情報の発信者となる場合も必要な能力です。





テキスト
『オトナのメディア・リテラシー』




講義計画

W 1 イントロダクション  ~「伝える」ということ 
W 2 広告の意図(広告リテラシー) 
W 3 客観報道という幻想

W 4 映画産業と女性
W 5 メディアの言葉づかい

W 6 メディアの暴力・性表現

W 7 ネット・リテラシー
W 8 恋愛リテラシー

W 9 企画の見つけ方&構成の立て方

W 10 撮影&インタビューの手法、原稿の書き方

W 11 編集の裏側

W 12 映像作品プレゼンテーション1

W 13 映像作品プレゼンテーション2

W 14  総括   






■『日本語スキルアップ講座』



講義概要
特定のテーマについて、自分の意見を効果的に伝えられるようになると共に、自己PRを文章でわかりやすく述べる力を身につけます。前半ではエッセイや新聞のコラムを読み解き、効果的な文章のテクニックを理解します。後半では授業内で実際に文章を書き、短時間で言いたいことをまとめる訓練をします。時事問題の解説も行ない、就職活動にも役立つ実践的な内容です。



テキスト
『子どもの秘密がなくなる日~プロフ中毒ケータイ天国』
他、模範文章を適宜配布




講義計画

W 1 オリエンテーション
W 2 エッセイ分析1 

W 3 エッセイ分析2

W 4 コラム分析1
W 5 コラム分析2

W 6 エッセイ執筆1

W 7 エッセイ執筆2

W 8 コラム執筆1

W 9 コラム執筆2

W 10 小論文分析1

W 11 小論文分析2

W 12 小論文執筆1

W 13 小論文執筆2
W 14 小論文執筆3
W 15 総括








 









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2009年1月6日火曜日

未婚化の裏理由

明けましておめでとうございます。
ご愛読頂いているこの「メディア・リテラシー評論」も、
新たにリフレッシュ・オープン致しました
(2008年までの旧ブログはこちら)。



既婚の方はこのお正月、相手の実家に里帰りしたケースも
多かっただろう。
私はいつも不思議に思うのだが、なぜ世の姑というのは
嫁に手伝いをさせて平気なのだろうか。



料理の準備とか後片付けとか、「手伝いますわ、お義母様」と
いそいそエプロンを巻くお嫁さんであれば、
その好意に甘えればよろしい。




しかし私が全く解せないのは、
姑がその嫁の隣にいる夫、つまり自分の息子には
手伝わせようなどと微塵も考えていないことだ。
もちろん、舅にも。彼らは向こうで早々と酒盛りを始めている。



家の手伝いというのは、まず身内にさせるのが筋でしょう。
じゃあ、なぜ嫁に頼むのかって?
台所仕事は女がやるものと思っているからですね。



最近の女性が結婚しない理由は
「経済力があるから」とか「自由を謳歌したいから」とか
色々言われるが、本当は、
こんな古い価値観を相手の親が持っているのではと思うだけで
ゲンナリするからかもしれない。
口にこそ出さないが(だって冷たい人間と思われるもんね)。




人口動態統計によると、出産可能な年齢の女性は減り続けている。
国が少子化対策を考えるなら、
育児補助などの表面的な施策だけではなく、
女性の奥底にある本音をもっと聞き出さねばならない。
夫婦別姓や事実婚の施策を柔軟にするだけでも、
出生率向上への追い風になるだろう。



あなたに今年結婚したい女性がいるなら、いまのうちにお母様に
よおく言い含めておきましょうね。
「手伝いはまずオレに頼んで」と。

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このテーマを深めるなら・・・↓




オトナのメディア・リテラシー



おすすめポイント:
「女はこうあるべき、男はこうあるべき」という価値観(ジェンダー)が、メディアによって作られている現実を解説。








オトナのメディア・リテラシー


著者:渡辺 真由子



オトナのメディア・リテラシー













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