2010年12月24日金曜日

言葉のリテラシー(講演)

千葉県佐倉市の市民大学で
講演を務めた。
主催者から頂いたテーマは
「メディアにおける女男平等参画」。



あれっ?と思われただろうか。
「女男」という表現。
世間では「男女」という呼び方が
当たり前になっている。



おそらく主催者は、
この「当たり前」に異議を唱えるべく
「女男」としたのだろう。
なぜいつも男性が先にきて、女性は後なのか?
こうした身近な言葉使いに
素朴な疑問を持つことは、
両性の共同参画の第一歩である。
他の自治体にも、是非考慮して頂きたい。



「言葉」には
物事の枠組みを決める力がある。
ある事象をどのような言葉使いで表現するかによって、
差別や偏見も簡単に生まれてしまう。
自分や周りの人々、メディアが発信する言葉は
どんな価値観を内包しているのか?
これを意識することは非常に重要だ。



「言葉のリテラシー」についての詳細は
『オトナのメディア・リテラシー』
述べている。



Media_literacy



2010年12月16日木曜日

NHKラジオで都漫画条例特集

東京都青少年健全育成条例の改正案が
15日、成立した。
NHKラジオ『ニュースここ一番!』は
いち早くこの事案を特集。



私は
多くの子どもや若者を取材し
メディア・リテラシーを専門とする立場から、
「規制やむなし」との視点で出演した。
議論の主なポイントは下記の点:



・条例改正の必要性
・アニメ産業への影響
・「表現の自由」との関係
・家庭での子育てのあり方



もっとも、時間切れで
話せなかった部分も多い。
都条例に関する私の見解は
こちらこちらで述べているので、
ご興味のある方はチェックして下さい。



なお、性の問題については
メディア・リテラシー教育も重要であると
考えている。
詳しくは
『オトナのメディア・リテラシー』を。
性・暴力表現の影響に関する
科学的データもご紹介している↓



Media_literacy




また、今回の条例の対象外ではあるが、
携帯のアダルトサイトが
子どもの目に触れる実態については、
『プロフ中毒ケータイ天国
子どもの秘密がなくなる日』

ご参考になるだろう↓



Photo





2010年12月7日火曜日

週刊ポストで「いじめ自殺報道のあり方」特集

Photo_3 今週の「週刊ポスト」が、
いじめ自殺を「マスコミの報じ方」という切り口で
特集している。



私は、マスコミによる批判が
「学校側」にばかり集中する背景をコメント。
最も取材すべき対象は、
「加害者とその保護者」である。



メディア・リテラシーの一助としても
読んでみて頂きたい










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2010年12月3日金曜日

滋賀と千葉でネットいじめ講演

「ネットいじめ」をテーマにした講演を
最近、続けて行なった。
滋賀県長浜市の青少年育成市民会議と、
千葉地方法務局の佐倉人権擁護委員協議会が
それぞれ主催。



プロフや学校裏サイトを利用した
いじめの現状と、
大人が取るべき「加害者ケア」の対策などを
お話させて頂いた。



Photo



長浜市では、新刊
『子どもの秘密がなくなる日
 ~プロフ中毒ケータイ天国』

(主婦の友新書)の
即売サイン会が開かれ、
多くの方にお求め頂いた。
有難うございます!






ちなみに来年のNHK大河ドラマ『江(ごう)~姫たちの戦国』は
長浜市が舞台。
観光客が一気に押し寄せることは容易に想像出来よう。
みなさん、今のうちにこの地をチェックですよ!
全く関係ないが、
福岡の「長浜ラーメン」が食べたくなってきたばい。



2010年11月28日日曜日

「朝ズバッ」が、「いじめアンケート問題」を特集

TBS「みのもんたの朝ズバッ」が24日、
いじめを早期発見するためのアンケートに関して
特集を組んだ。私もVTR中でコメント。



文科省は以前から、
各学校にいじめのアンケートをするよう求めているが、
なんと3校に1校は実施していない。
いじめの早期発見に、アンケートは多少なりとも
有効なはずである。



ただ、単に実施すればいいわけではない。
アンケートで悩みを打ち明けていたにも関わらず、
その生徒が自殺してしまった事例も
複数ある。
アンケートで実態を把握した後に、
学校がどう対応をとるかがポイントなのだ。



また、日頃から信頼関係のない教師に
突然アンケート記入を命じられても、
生徒はとても本音を書く気にならない、という
点も、忘れてはならない。



2010年11月23日火曜日

時事通信に「プロフ論」寄稿

Photo









大人なら「ツイッター中毒」?



『子どもの秘密がなくなる日
 ~プロフ中毒ケータイ天国』

(主婦の友新書)






「交友広げる秘密の『共有』」
と題して、時事通信に寄稿した。
子どものプロフ利用の実態と問題点、
大人が取るべき対策について
述べている。



いまの中高生が、
片時も携帯を手放せないのは何故なのか?



明日以降、
全国の地方紙の「文化」欄を中心に
配信される予定。
あなたも、地元紙をチェックせなばい。



もっとも、記事には字数の関係で
書ききれなかったことも多い。
子どものプロフ利用実態について
深く知るには、やはり
『子どもの秘密がなくなる日
 ~プロフ中毒ケータイ天国』

お読み頂きたいと思う。



2010年11月20日土曜日

東京都青少年健全育成条例に関する論言  (週刊メディリテ!)

Photo



新刊!
日本初のプロフ専門書。



『子どもの秘密がなくなる日
 ~プロフ中毒ケータイ天国』

(主婦の友新書)



*******************************************
悪質な性描写のある漫画などを販売する際、
成人コーナーに陳列するよう書店に求める
東京都青少年健全育成条例改正案。
今月末から始まる都議会に再提出されることが
明らかになった。
今回は民主党も同意するとみられる、と報じられている。



私は過日、「どうする児童ポルノ規制」というテーマで
共同通信からの取材に応じた際、
都条例についてもコメントした。
メルマガでの報告を緊急公開しよう。
*******************************************



Q.規制強化論の背景に
「日本は児童ポルノ大国」という国際的批判がある。
A.日本発の児童ポルノは海外で……
   →続きは「週刊メディリテ!」バックナンバーで



【概要】
Q.犯罪との関係は



Q.漫画やアニメ、ゲームの影響は大きいのか



Q.実在の子どもを撮った写真や映像の
  単純所持規制は必要なのか



Q.表現の自由を侵す恐れがある。
  現状の規制では不十分なのか。



Q.新聞やテレビの扱い方をどうみるか。



--------------



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メディアの性情報が子どもに与える影響、
児童ポルノ規制・性教育のあり方、
東京都青少年健全育成条例、
メディアと性行動の関連アンケート調査、データ
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2010年11月12日金曜日

「朝ズバッ」で、いじめ自殺を特集

TBS「みのもんたの朝ズバッ」が9日、
群馬県桐生市で小6女児が自殺した問題を
特集。私もコメンテーターを務めた。



既に報じられているように、
学校側は女児に対するいじめの存在は認めたが、
自殺との因果関係は認めていない。
過去のいじめ自殺事件でも
多く見られたパターンの繰り返しである。



もっとも、いじめの問題は
学校だけの努力で解決するものではない。
「加害者側」の子どもの家庭を含めた
総合的なケアが必要だ。
詳しくは拙著
『大人が知らない ネットいじめの真実』
参照頂きたい。



ちなみに「朝ズバッ」への出演は
前日の夜に突然決まり、
翌朝5時起きという力技スケジュール。
こういう時はブログでご報告する暇がないので、
ツイッターでつぶやきます。
あなたもフォローしまっしま!



ところで、
最近のいじめは携帯やプロフが
使われることも多い。
プロフの中では、大人の想像を超えた世界が
展開されている。
『プロフ中毒ケータイ天国
子どもの秘密がなくなる日』

これも読みまっしま!



Photo






2010年11月7日日曜日

本日発売。『子どもの秘密がなくなる日』

Photo_2



手ぐすね引いて待っていたアナタ、
ついにこの日がやって来ました。
『プロフ中毒ケータイ天国
子どもの秘密がなくなる日』(主婦の友新書)は
本日発売!



と言っても私は終日
書店を覗く暇がなかったのだが、
「新刊コーナーにババンと並んでいた!
家政婦は見た!!」等の
報告を早くも頂いている。



この本はおそらく、
日本で最初の「プロフ専門書」である(by版元)。



・思考を溜められない脳
・プライバシーのダダ漏れ
・子ども同士の「監視社会」



……こうした、女子高生の7割が利用する
プロフの実態を、子どもたちの生の声と共に
詳しく紹介している。
保護者と先生には
1人1冊、お持ち頂きたい内容だ。



さあ、この週末は書店に行ってみませう。
そんな暇にゃ~というアナタ、
アマゾン等でお待ちしております。















2010年10月30日土曜日

『子どもの秘密がなくなる日』 予約スタート!

Photo_3




いよいよ予約が可能になりました!
『プロフ中毒ケータイ天国 子どもの秘密がなくなる日』
(主婦の友新書)。
アマゾンなどで受け付けています。



電子書籍版の無料公開期間には
ダウンロード数が2000を超え、
主婦の友社コンテンツで第一位を記録。
皆さま、有難うございました。



読んだ方からは早くもご感想や、
「興味深かったので紙版も買います」と
読者のカガミのような声を頂いています。



iPhoneやiPadを持っておらず
涙を飲んだアナダはこっちで!
私もこっちで!!



それにしても
この帯、私の著作史上
最も派手でんな~。



2010年10月26日火曜日

単発がカッコいい(週刊メディリテ!)

若者がHのみの相手を求める理由は、
性欲や快楽のためだけなのだろうか。



 「知識先行型」のマサユキには、
今でこそちゃんと交際する彼女がいるが、
それまでは単発の付き合いが多かった。
合コンで知り合った女の子と、5回以上デートしたことはない。



「1回か2回ヤレば、もう会わなくてもいいやって感じに
なってました…… 
 →男子の価値観は、ファッション雑誌のあの特集から。
   続きは「週刊メディリテ!」で



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2010年10月18日月曜日

大阪府吹田市でネットいじめ講演

吹田市が主催した
地域安全・青少年育成のための市民大会にて
講演を行なった。



「子どもを取り巻くメディアの危うさ
~その現状と大人の役割」がテーマ。
性・暴力表現が子どもに与える影響や、
ネットいじめ等の携帯問題について
お話した。



主催者側の予想を上回り、
地域の保護者や学校教員、警察関係者など
1400人の方々が参加。



実は吹田市へは元々、
昨年の同イベントで訪れる予定であった。
前日の夜から大阪入りしていたのだが、
なんと台風でキャンセル。
私は1人淋しく帰京したのでした。
リベンジ(?)の今年は、
昨年がウソみたいな秋晴れやったがな。



★『プロフ中毒ケータイ天国 子どもの秘密がなくなる日』、
電子書籍での全文無料公開は本日(18日)まで!
まだダウンロードしていないアナタはお急ぎを。



2010年10月8日金曜日

『プロフ中毒』電子書籍で無料公開!(期間限定)

いや~時代の先端ですね。
先日お知らせした我が新著
『プロフ中毒 ケータイ天国 子どもの秘密がなくなる日』、
なんと電子書籍にて先行公開がスタートしました

しかも、全文無料なのである。
期間限定、今月18日までの出血キャンペーン。
いいのか主婦の友社!いいのか私!!
とりあえずアナタは至急ダウンロードしましょう。
既にYahoo!ニュースや日経産業新聞などで
取り上げられ、結構な反響がある模様。



ただ、この電子書籍は
iPhoneとiPadを対象にしたもの。
私は両方とも持ってりゃしません。
自分の本の電子書籍デビューを、
この目で祝ってやれないのであります。
お持ちの方は是非、祝ってやって下さい。

え、アナタも持ってない?
じゃあご一緒に
11月6日発売の紙版を読みましょう。







2010年10月3日日曜日

福井県でメディア・リテラシー講演

福井県が主催する男女共同参画セミナーにて
講演を行なった。
テーマは
『大人のメディア・リテラシー
 ~ジェンダーの視点から』。



このセミナーは、
地域で男女共同参画を推進するリーダーを
養成するためのもの。
私はメディア・リテラシー(メディアを読み解くテクニック)を
解説すると共に、
メディアのジェンダー表現が
人々の価値観に与える影響について
具体例と共に、お話させて頂いた。

参加した方々からは、
「マスコミに流されない目を持ちたい」
「メディアを自分の頭で的確に判断したい」
などの感想が寄せられた。



 



福井県は三世帯同居が多いこともあり、
共働き世帯の割合と女性の労働力人口比率は
共に全国トップである。
2005年時点の共働き世帯の割合は
全国平均が26.6%に対し、福井県が39.6%
(by国勢調査→あなた出しました?)。



一見
女性の社会進出が活発そうな福井だが、
県の担当者によれば
管理職や経営者レベルの地位となると
女性はまだまだ少ないのだという。
セミナーに参加した女性たちからも
「共働きなのに
家事や育児の負担は妻の方が多い」
といった声が漏れた。



数字が、必ずしも「真実」を表しているとは
限らない。
「統計リテラシー」なんやざ。



2010年9月23日木曜日

「素人ものAV」の効用(週刊メディリテ!)

帰国子女のケンジは、複数の大学の学生たちが交流する
イベントやパーティーに出掛けては、女の子たちをナンパする。
キャバクラのスカウトマンをしているので、
女性に声をかけるのは慣れたもの。
狙うのは女子大の子だ。
「女子大って……



 →男子がナンパの参考にするAVとは?
   続きは「週刊メディリテ!」で読むって……



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2010年9月11日土曜日

新著『プロフ中毒』発売へ

お待たせ致しました!
新著が発売になります。



主婦の友社がこの秋に
新書を創刊し、
そのラインナップ第2弾として登場する。
タイトルは
『プロフ中毒~子どもの秘密がなくなる日』。



いまやプロフは女子高生の7割に利用され、
子どもたちの生活に深く浸透している。
だが、ほとんどの親は
我が子が見ている世界を知らない。

なぜ、プロフにハマるのか?
どのように使っているのか?
どんな人たちと知り合っているのか?
そこには新手のトラブルも……
といった実態を
私が女子中高生に取材し、ルポしている。



さらに、海外の子どものSNS利用事情や、
プロフに親が取るべき対応、
ネット・リテラシー教育のあり方についても
提言するものだ。



発売は11月。
楽しみに待っててね~(ドラえもん風)



この新書シリーズについては、
こちら等でも報じられている。







2010年9月8日水曜日

恋愛過程を面倒くさがる男子(週刊メディリテ!)

性交に至るには、まず相手と出会わなければならない。
その後デートし、告白し、関係が深まり、いよいよ……
というのが常道だろう。



だが、今回取材した男子学生たちには、
恋愛のプロセスを飛ばし、
「エッチだけ」の相手を求めようとする者が多かった。
出会いの手段はナンパだ。
性交さえ出来ればいい、ということなのだろうか。



彼らの気持ちを「性豪」ヒロトが代弁する。
「エッチって、人生で一番楽しいことじゃないですか。
僕は全ての女性に、もっと……



 →続きは「週刊メディリテ!」で、もっと……



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2010年8月31日火曜日

「児童ポルノ規制」でコメント(共同通信/児童ポルノ禁止法改正)

共同通信の「争論」という欄で、「児童ポルノ規制」に関するインタビューにお答えした。

下記のポイントについて、Q&A形式で解説している:

・児童ポルノの現状
・漫画やアニメの影響
・「表現の自由」との兼ね合い
・テレビや新聞の報じ方

コメントの要旨はこちら(追記: 2022年6月21日公開)↓

================

 

【性犯罪要因 つぶす必要】

-規制強化論の背景に「日本は児童ポルノ大国」という国際的批判がある。

「日本発の児童ポルノは海外で非常に人気がある。日本製は女性を従属させる暴力的なストーリーが多く、男性に優越感を与える。海外は女性の立場が強いせいか、そういうものが少ない」 

「児童ポルノ関係の国内の事件摘発数は毎年、増え、過去最多を更新している」

-犯罪との関係は。

「児童買春など性犯罪に至る人は、人間関係のストレスや家庭環境などいろんな要因があって、不満のはけ口として子どもに手を出す。児童ポルノは犯行のきっかけ、手口のヒント、最後の引き金など、少なくとも一因になる。見なければ全くなくなるとは言えないが、要因は一つ一つ、つぶしていかなければ」

「複数の大学で学生にアンケートやインタビューをして、メディアの性情報の影響を調べているが、子ども時代からかなり振り回されている。ある男子学生は中3のとき、交際する彼女と強引に性交した。漫画で、女の子が口では拒否してもだんだん喜ぶというパターンが多かったからだという。女の子が家に来たら迫ってもOKだと信じている男子も多く、それによる女子の被害も後を絶たない」

-漫画やアニメ、ゲームの影響は大きいのか。

「実写ならそうはいかないが、漫画やアニメは性被害を受けて喜んでいる子どもを描く。子どもの方が望み、受け入れているという描き方ができる。罪悪感がなくなる。また、漫画やアニメは子どもに身近な娯楽で、価格も安い。情報源としての比重が大きい」

「ゲームでは、自分が主人公になるようなものが影響が大きい。美少女ゲームなどで女の子がどう反応するか見て、現実の女性も同じだと思い込んでしまったりする」

-表現の自由を侵す恐れがある。現状の規制では不十分なのか。

「わたしも番組を作っていた立場なので表現の自由は守りたい。だが、凌辱ものや鬼畜ものなど、力によって相手をねじ伏せる描写を野放しにしていいのか。表現の自由の保障を超えている」

「性表現のマーケットは利害関係者が多い。生半可なやり方では止まらない。実際、これまでの規制では止まっていない」

-新聞やテレビの扱い方をどう見るか

「新聞社は論調にばらつきがあるが、やや規制反対に偏っている印象を受ける。表現の自由の危機であるという視点にこだわりすぎ、とりあえず反対しておこうというトーンにみえる」

「テレビでは最近、子どもを責めるような報道があった。子どもが自らの意思で自分の裸の写真を売ったり、体を売ったりしている。これはけしからんと。買う大人の問題に焦点を当てていない。この問題は、わたしたち大人の問題であることを明確にするべきだ」

(2010年9月1日、「どうする児童ポルノ規制」『共同通信 争論』)

2010年8月25日水曜日

韓国の有害サイト対策とネット・リテラシー教育

Cimg0021昨秋に引き続き、2度目の韓国訪問。
有害サイト対策とネット・リテラシー教育について
調査するためである。



まずは「韓国インターネット自律政策機構」へ。
国内の大手ポータルサイト企業等で形成する
自主規制機関だ。
韓国には既に、政府系のネット規制機関が存在する。
これに対し、民間の自主規制機関は、
政府の介入をけん制する目的で作られたという。
主なポータルサイト企業は全て会員になっているので、
有害と判断した場合の影響力は大きい。



日本にも民間の自主規制団体としてEMAがあるが、
「フィルタリングの対象にするか否か」の判断が
焦点となっている。
これでは、フィルタリングを利用していない者は
相変わらず有害サイトにアクセス出来てしまう。
フィルタリングとは切り離して有害性を判断する
自主規制機関が必要だ。



続いて「韓国インターネット振興院」へ。
ネット・リテラシー教育を手掛ける政府系機関である。
韓国では3歳~6歳の子どもの既に約70%が
ネットを利用しているため、
保育園や幼稚園でのネット教育を検討中とのこと。



小中学生向けへのネット・リテラシー教育については、
教材を見せてもらった。
個人情報保護や著作権などのテーマ別に何冊にも分かれ、
実際のコンテンツ制作と連動させた
非常に充実した内容である。
日本のネット教育にも参考になるだろう。



ところで冒頭の画像は
仁川空港の女子トイレ個室にて。
韓国にも「音消し」機能があるんですねえ。



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2010年8月11日水曜日

福島でメディア・リテラシー講演&ソウル

Cimg0020



福島市にて、
「子どもを取り巻くメディア」をテーマに
講演を務めた。
福島県教職員組合の主催。



子ども向けメディアに潜むジェンダー表現や、
性・暴力表現が与える影響、
大人に求められる対策などを
お話した。



メディアの性表現の影響に関しては
学校における性教育の役割が重要となる。
だが現場の先生方は、
子どもにどのように教えれば良いかを
悩んでおられるようだった。



まずは性描写の実態と、
それらが子どもの性行動・性意識を
どう左右するかを知ることである。



ところで冒頭の写真は
韓国の伝統茶。
手前は、干し柿とナツメを入れた液体を
シャーベット状にしたものでウママ。



そうです、この一週間
韓国の有害サイト対策を調査するため
ソウルを訪れていたのであります。
詳しくはツイッターにレポート中なので、
興味ある方は読むセヨ。






2010年8月4日水曜日

女子の性情報源は男子(週刊メディリテ!)

「女性向けのAVって少ないですよね」と不満を述べるのは、
難関私立大学文学部4年生のエリ(仮名、21歳)。
北陸出身で、東京のマスコミに就職すべく活動中だ。
学内の同級生と付き合って1年になる。
兄がいるためかサバサバした性格で、男友達も多い。
性情報も、周りの男子から積極的に収集してきた。



「小学5年生のとき、5歳年上のお兄ちゃんから
本を借りようと思って、部屋の本棚を漁っていたんですよ。
そうしたら棚の裏に、見たことのないコミックが隠されていて。
パッと開いたら……



→続きは『週刊メディリテ!』でパッ。



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2010年7月27日火曜日

群馬でネットいじめ講演&プロフ

群馬県太田市にて、
ネットいじめをテーマに講演した。
群馬県教育委員会事務局
東部教育事務所の
主催。



太田市の教員や保護者の方々は
携帯問題に強い関心を持たれているようで、
会場には、予想を大幅に上回る人の数。
「不測の事態」と
主催者の方は、椅子や資料の追加に
頭を抱えておられた。
私も嬉しい悲鳴にございます。



講演では、
子どもたちに多発している
ネットいじめの現状や、
大人に求められる対策について
お話させて頂いた。
また私は最近、子どもの
「プロフ」利用について取材しているので、
その話も少し。



プロフはいまや、
大人の想像以上に子どもたちの日常に
浸透している。
取材するうち、新たな「現象」が
ボロボロ見えてきた。
これについては、近くまとまった形で
ご報告しよう。


--------------





『渡辺真由子の週刊メディリテ!』。 
 



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2010年7月24日土曜日

【塾よりも安上がりな現役合格法】

塾代の負担にあえぐ家庭が増えている。保護者向けの本や雑誌
などのメディアは「難関大学に合格出来る塾ランキング」等を
しきりに報じ、子どもを塾へ通わせるようけしかける。
だが、親御さんたちには「心配するな」と言いたい。
私は小中高とも全て公立で、塾には殆ど行かなかったが、
希望以上の大学に現役合格することが出来た。
それは、ある勉強法を実施したからである。
しかも、塾よりお金をかけずに。



私は高校まで地方で育った。地方というのは、
公立の方が私立よりもレベルが高いことが珍しくない。
高校受験において、私立は「すべり止め」扱いである。
そんな環境なら、高校まで公立にするだけでも
学費は大助かりなわけだ。
しかし、私が通った公立高校は進学校とはいえ
「中の下」レベル。早慶に現役合格者を出したことはなかった。
ちなみに何故その学校を選んだかというと、
家のすぐ裏手にあったからである
(私は徒歩5分以上の物件は好きではない)。
「その気になればワンランク上の学校へ行ける」と
周囲からは反対された。
だが、背伸びして入った学校で成績がどんぐりの
背比べになるよりも、敢えて実力より一段下を選べば
トップを取りやすい、という考えも私にはあった
(この戦略は人生で色んな選択をするときに有効ですよ。
詳しくはまたいずれ)。



さて如何せん学校は中の下レベルなので、
難関大学に合格するための受験指導はあまり充実していない。
私は第一志望を学習院大学文学部心理学科に決めていたため
(だって紀子さまと同じだから)、何か手を打つ必要があった。
だが塾を選ぶ気にはならず、結果的にそれが功を奏した。



いま、改めて塾のデメリットを分析してみると
大きく2つある。第一に、塾には同年代の異性が多数集まる。
これでは自分の洋服や髪形や仕草の1つ1つが気になり、
とても勉強に集中など出来ない。
塾は学校とは違う微妙な解放感を漂わせているため、
自意識の塊である思春期児には甘美な空間なのだ。
まー特に私の場合は、教科書に向かう端正な横顔を
クラス中の男子に盗み見されるのがウットウしい、という
事情もあったが。
第二に、この点がより重要なのだが、
塾で自分が聞く内容は机を並べた他の生徒も聞いている。
ライバルたちと情報源が一緒なのである。
受験は競争でしょう。他人に抜きん出たければ、その他大勢と
同じことをやっていてはいけない。



では、私が選んだ勉強法は何か。通信教育である。
進研ゼミの私立文系・難関大学向け。
Z会も検討したが、教材にイラストがなく無味乾燥なので
止めておいた。進研ゼミには可愛いキャラクターが登場し、
やる気にさせるのである(「しまじろう」はなかったが)。
通信教育のメリットはもちろん、
塾の月額平均2万円に対して7,8千円と、
費用が安いことが挙げられよう。
だが実は、それより貴重な点が多々ある。



まず、
塾はその場所へ行って座りさえすれば
勝手に授業が始まるので、とりあえず通うだけで
親も子も満足してしまうフシがある。
「他の人と一緒じゃないと勉強出来ない」という、
周囲に流されがちで受け身な子どもに育ってしまう
危険性もある。
通信教育の場合は「自分の意思」で勉強をスタートさせないと
お話にならないため、自然と机に向かう習慣が身につく。



また、目の前に先生がいるわけではないので、
すぐに答えが与えられない。
このため、自分の頭でとことん突き詰めて考えるようになる。
しかも塾とは違い他人とペースを合わせる必要がないので、
得意分野はどんどん進んでいけるし、
苦手な問題には徹底的に時間を割ける。
そして何より、1人で(異性の目を気にせず)
自分の頭の中と対話しながら勉強するので、
「集中力」が養われる。
これは大人になってからの仕事にも大いに武器となる力だ。



そんなわけで塾ではなく通信教育を最大限活用した私は、
めでたく学校創立以来初の慶応現役合格者となり、
校長先生と固い握手を交わしたのでありました。
なお調査によれば、子どもを塾に通わせる母親の5割以上が
「世間の流れに乗り遅れないようにしないと不安」と考えている
(データ提供元はベネッセだが)。



冒頭のようにメディアが、塾に通うことが最善の策で
あるかのようなメッセージを発信しているのも一因だろう。
大手の塾はメディアの有力なスポンサーであるからだ。
だが、私は通信教育の方をお勧めしたい。
単に割安なだけでなく、
値段を超えた価値があるといま振り返って思うからだ。
表面的な受験テクニックの指導にとどまらず、
人間としての「基礎力」を鍛えてくれる。
私が留学先でのハードな研究活動に耐えられたのも、
通信教育によって「1人でじっくり深く考える」習慣を
身につけられたからだろう
(ベネッセの回し者じゃないですよ、念のため)。



そうそう、第一志望先の学習院はどうしたかって? 
キャンパスに合格発表を見に行ったら、
ロン毛に革ジャンの兄ちゃんたちがぞろぞろ歩いていて、
イメージが崩壊したから辞退しました。



2010年7月17日土曜日

慶応白熱教室

3年間にわたる慶応大学での講義が、
今期で終了した。



私が教えたのは「メディア・リテラシー」。
前半では、メディアの受け手として
情報を読み解く理論を学び、
後半では、自らメディアの作り手として
情報を発信する手法を学ぶ。



広告・ニュース・映画・ネットといった媒体から
情報を鵜呑みにしないために、
価値観をコントロールされないために、
見破るべき点とは何か?



カナダのメディア・リテラシー理論に基づいて
読み解き方を教えた後は、
学生に1人ずつ
ミニ・ドキュメンタリーを制作してもらう。
テレビ局報道記者・ディレクターとしての
私の経験を踏まえ、
企画の立て方から取材、撮影、編集まで
一連のテクニックを手ほどきする。



今期は参院選が近かったため、
「大学生の選挙意識」というテーマで
同級生や議員などにインタビューし、
投票率低迷への問題提起をする作品が
複数見られた。



この講義で重視するのは、
映像作品の技術的な完成度ではない。
学生自身が「作り手の意図」を体感し、
なぜそのカットを選んだのか、
なぜあのインタビューを捨てたのかを
客観的に説明出来るかどうかを見る。



「編集次第で『事実』はどうにでもなるんだな、
とわかりました」
ある学生の感想だ。
ここで身に付けたリテラシーを生かし、
今後はメディアに限らず、様々な情報に
批判的に向き合うよう願っている。



3年間の講義は私にとっても、
若い視点に触れることが出来る
新鮮な時間だった
(イヤ、そんなに年変わりませんけど)。
出会った学生たち、お世話になった関係者の方々に
感謝したい。



2010年7月13日火曜日

出会い系サイトと女子中学生(週刊メディリテ!)

キョウコ(仮名)が中2になると、
「○○ちゃんはもう経験済み」といった噂が
広まり始めた。
周りには
中学入学を機に携帯電話を持ち出した女子が多く、
ネッ
トを使うことが当たり前になっていた。
出会い系サイトの流行は、地方都市も例外ではないという。



「出会い系サイトに登録したら、
男の人たちから……



  →続きは『週刊メディリテ!』で読みぃや



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『渡辺真由子の週刊メディリテ!』。 
 



メディアの性情報が子どもに与える影響、
児童ポルノ規制・性教育のあり方、
東京都青少年健全育成条例、
メディアと性行動の関連アンケート調査、データ
etc......
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2010年6月29日火曜日

新聞連載「ケータイ時代」が1周年

西日本新聞に連載中のコラム
『ケータイ時代の子どもたち』が
1周年を迎えた。
読者の皆さま、有難うございます。



このコラムは第1部と第2部に分け、
子どもとメディアに関する様々な問題を
取り上げてきた。
第1部では「ネットいじめ」を中心に、
子どもに起きている携帯トラブルの現状や
その対策について語った。



そして今年3月から第2部がスタート。
副題は『性とメディア』。
子どもが性情報をどのようなメディアで仕入れ、
それらを現実の性行動にどう反映させているかを
取材・レポートしたものだ。



第2部の連載開始前、
新聞社の担当者氏からは、
「新聞なので過激にならないよう
クレグレもお願いします」と念押しされた。
だが、始まってみると読者からの反響は大きく、
担当者氏も「面白いですね、コレ!」。

第2部の内容はざっと次のようなもの:



・あふれる性情報の影響は
・家で雑誌で 早い目覚め
・情報に揺れる初体験
・本参考に合コン、ナンパ
・肌の露出は誘いの合図?
・身近にあるデートDV
・「家に来たらOK」か?
・女性の「ノー」伝わらず
・男性の願望、女性の演技
・危うい避妊知識



……おそらく、
子どもの性の実態をメディアとの関連から
ここまで生々しく描いた作品は、
これまでなかったのだろう。



『ケータイ時代の子どもたち』は、
8月で連載を終える予定だ。
だが引き続き、『性とメディア』の取材内容は
『週刊メディリテ!』で発表していく。
もちろん、
新聞には表現の制約上載せられなかった
ツッコんだ話も満載である↓



『渡辺真由子の週刊メディリテ!』。 
 



メディアの性情報が子どもに与える影響、
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メディアと性行動の関連アンケート調査、データ
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2010年6月26日土曜日

性被害に悩む子どもに「ポラリス」

今週は男女共同参画週間。
都内でも様々なイベントが開かれている。



その中で、
NPO法人「ポラリスプロジェクト」の
コーディネーターの方にお会いした。
買春やポルノ被害に遭った子どもたちの
支援をしているとのこと。



ネットの普及を背景に、
子どもの性を利用する犯罪は
急増している。
2008年に明らかになったものだけでも、
児童買春・ポルノなどの事件は5000件を超えた。



性風俗店で働かされたり、
家庭で虐待されたり、
彼氏から暴力を振るわれたり、
強制わいせつ・性暴力の被害に遭ったり。



そうした子どもたちの相談に、
「ポラリス」は乗っている
必要に応じ、弁護士や警察など
専門相談機関への橋渡しも行なう。



あなたの身近にも、
助けを求めている子どもが
いるかもしれない。



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『渡辺真由子の週刊メディリテ!』。 
 



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2010年6月22日火曜日

日本青年会議所でメディア・リテラシー講演

S_2




新潟県長岡市にて、
メディア・リテラシーをテーマに
講演を行なった。



日本青年会議所 北陸信越地区
新潟ブロック協議会の主催。



メディア・リテラシーとは、
情報を批判的に「読み解く」能力と共に
自らも情報を効果的に「発信する」能力。



講演会では
第一部で「メディア報道の読み解き方」について
お話をし、
第二部では「メッセージの伝え方」について、
主催者や一般の方々との対話形式で
進めさせて頂いた。



皆さん、大変興味を持たれたご様子。
終了後に開かれた拙著
『オトナのメディア・リテラシー』
『大人が知らない ネットいじめの真実』
即売サイン会では、
1人で4冊、6冊と買って行かれる方も。
ビックリするやら嬉しいやら。



ところで新潟といえば
美味しい水とお米、すなわち
ウマい酒である。
もちろん、色々と味わって来ました。
淡麗辛口は私の好みにピッタリ。



「越乃寒梅」は東京では
幻の酒で知られたが、
地元新潟ではブームは落ち着いたという。



最近は「緑川」や「景虎」が
注目とか……。
お好きな方、ご参考まで。



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『渡辺真由子の週刊メディリテ!』。 
 



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2010年6月17日木曜日

【公開!】東京都条例案への論説(週刊メディリテ!)

毎日新聞「論点」に寄稿した
漫画の悪質な性表現規制への論説について、
「記事を読み逃したので
公開して欲しい」との要望を
相次ぎ頂いた。



確かに
当日の毎日新聞は
コンビニやキオスクでも
売り切れだったので、
私もすぐには読めませんでしたよ、ええ。



そんなわけで、
『週刊メディリテ!』上にて
特別掲載致します。



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【東京都青少年健全育成条例改正案
     ~悪質な性表現の何が問題か】



小学生の女児が、男性教師の下半身に……
 →続きは『週刊メディリテ!』で読みまっし





『渡辺真由子の週刊メディリテ!』。  



メディアの性情報が子どもに与える影響、
児童ポルノ規制・性教育のあり方、
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2010年6月11日金曜日

11日(金)の毎日新聞「非実在青少年」

11日(金)の毎日新聞「論点」に、
東京都青少年健全育成条例改正案
(悪質な性表現を含む漫画の
子どもへの販売規制)について
寄稿している。

ご興味ある方はどうぞ。

なお、
メディアの性表現が子どもに与える
影響については、
『週刊メディリテ!』にて
生の声やアンケート調査データを
公開している↓


『渡辺真由子の週刊メディリテ!』



メディアの性情報が子どもに与える影響、
児童ポルノ規制・性教育のあり方、
メディアと性行動の関連アンケート調査、データ
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2010年6月10日木曜日

広告リテラシー講演

東京都大田区の男女平等推進センターにて
講師を務めた。
テーマは「広告とジェンダー」。



CMや雑誌・新聞広告は、
不特定多数の人の目に
繰り返し触れるだけに、
意識形成に与える影響も大きい。



今回の講座では、
広告が女性と男性の役割を
どのように描いているかを、
メディア・リテラシーの理論を使い
読み解いていった。



参加したのは
子育て中の母親の方々。
「女性も疲れているときは
栄養ドリンクを飲みたいのに、
広告に登場するのが男性会社員ばかりなので
手に取りにくい」
などの指摘が。



ジェンダー意識に囚われた企業は、
商機を逃しているかもしれないね。



広告リテラシーを詳しく知るなら……↓








オトナのメディア・リテラシー


著者:渡辺 真由子



オトナのメディア・リテラシー





2010年6月6日日曜日

「文化通信」に『週刊メディリテ!』 &東京都条例

マスコミ界の専門紙「文化通信」が
元祖「電子書籍」である
有料メルマガ人気について特集し、
『週刊メディリテ!』が紹介された。



まぐまぐの有料メルマガを購読する人は
現在、約14万人に上る。
記事はこの人気について、
「手元に届く『有料セミナー』のようなもの」
と分析している。



記事中の私のコメントは次の通り:



「ポルノの影響に関する原稿は元々、
大手出版社からの依頼で書いた。
だが問題意識に差があったため、
有料メルマガで出すことにした。
メディア・リテラシーへの意識が高い
人々に購読頂いているようだ。

今後もこの形態は、
出版社の営利に左右されず
質の高い情報を発信する場として、
広まっていくのではないか」



なお最近話題の
東京都青少年健全育成条例改正案に関し、
「非実在青少年」の悪質な性描写を
規制すべき根拠も、
ココに詰まっている↓



『渡辺真由子の週刊メディリテ!』。 
 



メディアの性情報が子どもに与える影響、
児童ポルノ規制・性教育のあり方、
メディアと性行動の関連アンケート調査、データ
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2010年6月2日水曜日

父親の甘いAV管理(週刊メディリテ!)

【友人の父のAVを盗み見】



「家にお父さんが隠しているAVがあるんだ。
見つけちゃった」
キョウコ(仮名)が中学1年生のとき、
友人が興奮した様子で言ってきた。

みんなで見ようよ、とその子の自宅へ。
両親が外出している隙に……
 →続きは、『週刊メディリテ!』で読むげんろ





【今週の『週刊メディリテ!』概要】
 『性コミュニケーションのズレ
   ~若者のHメディア・リテラシー』



・子どもがポルノに接する機会は
 実は家庭に!



・女子中学生がAVを見た感想は?



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参加者の声

講演参加者から寄せられた感想を
抜粋しています:





【ネットいじめ関連】 講演記録集



・豊富な取材、執筆活動からの具体的な事案が紹介され、
とても参考になりました。「加害者ケア」の内容は
ショッキングでしたが、日常のモラル指導や心の教育、
道徳教育の一層の充実が必要であると改めて感じました。



・ネットいじめに関して最先端にいる方の話を聞くことが出来て、
良かったと思いました。プロフについてそれなりの知識を持っていた
つもりでしたが、知らない単語も出てきて、担当者として勉強不足を
感じました。



・ネットに限らず、いじめの根本的な部分を理解することが出来て、
今後の教育活動に役立ちました。



・子どもを守る対策として、プロフを安易に禁止しないということを
言われ、「はっ」とさせられました。将来を見据えて根本的なことを
私たち教師が指導することが大切だと思いました。



・具体的な事例や、子どもを守る対策などの提言は、
大変わかりやすく、我々大人、教師の
指針になるものだと思いました。
子どもの心に寄り添うことや、メディア・リテラシーの大切さを
教えられた講義でした。



・丁寧で分かりやすいお話で、初めて知ったことや
これから気を付けて行かなくてはいけないことなど、
とても参考になりました。





【メディア・リテラシー関連】 講演記録集



・「日ごろ疑問に思っていたことを、
わかりやすく理論的に、体系的に教えてもらって
良かった」



・「今までマスコミから与えられる情報に対して、
すごく受け身で、それに感化されすぎていたなと思った。
疑ってかかる視点が大事であると思いました」



・「ニュースの裏を深く理解することが出来、
ジェンダーとの関わりに気付かされた」



・「テレビ、新聞の情報を当たり前に受け取らず

よく見極めたいと思った」



・「普段何気なく聞いたり見たりしているものに対して、その意図を考えたり見極めたりする必要があると感じた。
子どものためにも、まずは自分が!」



・「自分の考えや主張だと思っていたことが、メディアからの刷り込みかもしれないと思うと怖い」



・「メディアに『裏』があることを確認できた」



・「情報の意図を読み解くということを、具体的な事例でわかりやすく
説明されたのが良かった」



・「今後のメディアとの関わりの参考になった」



・「ニュースの作り方が理解できた」



・「今後、テレビや新聞の見方が変わりそう」










【男女共同参画関連】 講演記録集



・「“女だから”と逃げの口実にしてきていたのではないかと
自分を振り返った」



・「自分が知らず知らずに、ジェンダーへの偏った見方、
考え方を子どもたちに植え付けていたのではないかと
気付かされた」



・「日々の忙しさに流されていたが、今回の講座に
覚醒された。とどまって深く考えないと!」



・「CMや雑誌で見る母親はみな優しくて笑顔で、
自分もあんな風に完璧な母親にならねばと
焦っていた。でも現実は子どもにイライラすることも
あり、ダメな親だと落ち込んでいた。
きょうの話を聞いて、心が軽くなった」



・「自分は古いジェンダー意識を自然に受け入れてきたのだなあ、と改めて感じた」

・「メディアの思うツボにはまらないようにしたい」



・「メディアを他の角度から見ていない自分に危機を感じた」





・「知らないメディア・リテラシーについて初めて接することが出来、
とても良い内容でした」



・「女性に対する偏った見方がメディアでされているということは、全く考えていなかったので
発見でした。これから気を付けて見たいと思います」



・「日頃、心の中でモヤモヤしていたことが、ああそうだったのかとスッキリした気持ちになりました」



・「わかりやすい説明で、楽しめる講座でした」







講演に関するお問い合わせ・お申し込み










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2010年6月1日火曜日

長崎でネットいじめ講演&ゆでピー

先週末は長崎へ飛び、
「深刻化するネットいじめ
 ~その現状と大人の役割」
とのテーマで講演した。
長崎純心大学心理教育相談センターの主催。



長崎では過去に
小6女児によるネット絡みの同級生殺人事件が
発生したことから、
人々のネット問題への関心は高い。
今回も、教育・保健・福祉・警察関係の方々が
集まって来られた。



ところで、
「ゆでピー」というのをご存知だろうか。
長崎空港がある大村市の飲食店で出会ったコレ。
なんと、茹でたピーナツである。
落花生が殻ごとゆでられていて、ふにゃふにゃ。
殻をこじ開けると、
塩気のある汁と共に、ぐにゃぐにゃのピーナツ登場。



大村市限定の特産品らしい。
なかなかウマかとって。



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『渡辺真由子の週刊メディリテ!』。 
 





メディアの性情報が子どもに与える影響、
児童ポルノ規制・性教育のあり方、
子どもを取り巻く性的メディアの現状etc......
 
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2010年5月25日火曜日

女子が接するHメディア(週刊メディリテ!)


■H大好き、でも子ども時代は奥手



「Hは色々な人と試してみたいんです」
明るく
この言葉を発したのが、目の前で微笑む女性とは
にわかに信じられなかった。アユミ(仮名・21歳)は
目がパッチリと大きく、髪型はつや
のあるボブ。
ほっそりとした体つきで、肌は抜けるように白く、
お人形さんのようなルックスだ。東京育ちで中学校から
難関私立大学
の付属に通う。



高校生の頃から彼氏が途切れず、同時並行で他の男の子たちとも
関係を持ってきたアユミ。子どもの頃からHメディアに……
 →続きは、『週刊メディリテ!』で読まんが



【今週の『週刊メディリテ!』概要】
 『性コミュニケーションのズレ
   ~若者のHメディア・リテラシー』



・女子と男子では、
 子ども時代に接する性的メディアに
 違いはあるのか?



・兄が部屋で彼女と……



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『渡辺真由子の週刊メディリテ!』。 
 





メディアの性情報が子どもに与える影響、
児童ポルノ規制のあり方、
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2010年5月18日火曜日

ライブドアニュース「ネットいじめ特集」

「ネット犯罪の恐怖から身を守る方法」
として、
ライブドアニュースが「ネットいじめ」を
取り上げた。



ネットいじめの現状や教育のあり方について、
私がお話させて頂いている。



教員や保護者の方々は
よろしければご一読を。



      





大人が知らない ネットいじめの真実


著者:渡辺 真由子



大人が知らない ネットいじめの真実




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『渡辺真由子の週刊メディリテ!』。 
 





■バックナンバー



  #8「アダルトサイトへの不満 (by男子)」
  #7「帰国子女
も好む日本製Hメディア」
 
  #6「ワンク
リック詐欺の被害に」

     #5「小学生を
取り巻く性的メディア環境」

  #4「好みは
『女教師もの』

    #3「『性コ
ミュニケーションのズレ』連載開始」

    #2「児童ポル
ノ規制のあり方」
 
    #1「児童ポル
ノの闇に堕ちて」    
 



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アダルトサイトへの不満(by男子…週刊メディリテ!)

中三で帰国したケンジは、
神奈川の私立高校に進学。
二年生になった頃から、AVを見るようになった。



ケンジがAVに手を伸ばしたのは、
ネットのアダルトサイトに
不満を抱えていたからだ。



「普通のアダルトサイトは、人妻ものとか……
 →続きは『週刊メディリテ!』で読むとよ



【今週の『週刊メディリテ!』概要】
 『性コミュニケーションのズレ
   ~若者のHメディア・リテラシー』



・高校生男子が、AVを入手できた店とは?



・ネットのアダルトサイトの弱点



・【アンケート調査データ】
 男子がポルノに接する頻度
  →「ポルノ漬け脳」の現実……



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『渡辺真由子の週刊メディリテ!』。 
 





■バックナンバー
  #7「帰国子女
も好む日本製Hメディア」
 
  #6「ワンク
リック詐欺の被害に」

     #5「小学生を
取り巻く性的メディア環境」

  #4「好みは
『女教師もの』

    #3「『性コ
ミュニケーションのズレ』連載開始」

    #2「児童ポル
ノ規制のあり方」
 
    #1「児童ポル
ノの闇に堕ちて」    
 



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2010年5月14日金曜日

新宿区でメディア・リテラシー講演

東京都新宿区が主催する男女共同参画講座にて
講師を務めた。
テーマは「オトナのメディア・リテラシー
 ~自分の頭で情報を判断したいあなたに」。



メディア・リテラシーという言葉に反応する人が
どれ程いるか、主催者側共々測りかねていたが、
フタを開けてみると
定員を大幅に上回る参加者数だった。
それだけ、身近なメディアの読み解き方に
関心を持つ人が増えているということだろう。



講座では、メディアが
ニュース価値を判断する基準や、
ジェンダー(性役割)を
固定的に描くテクニックについて
お話した。



今年は早い時期から
男女共同参画講演のご依頼を
頂くことが多い。
地方自治体の担当者の方々が皆、
拙著『オトナのメディア・リテラシー』
読んで下さっているようだ。
じわじわと意識の高まりを感じる。



      




オトナのメディア・リテラシー


著者:渡辺 真由子



オトナのメディア・リテラシー





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『渡辺真由子の週刊メディリテ!』。 
 





■バックナンバー
  #7「帰国子女も好む日本製Hメディア」 
  #6「ワンク
リック詐欺の被害に」

     #5「小学生を
取り巻く性的メディア環境」

  #4「好みは
『女教師もの』

    #3「『性コ
ミュニケーションのズレ』連載開始」

    #2「児童ポル
ノ規制のあり方」
 
    #1「児童ポル
ノの闇に堕ちて」    
 



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2010年4月27日火曜日

帰国子女も好む日本製Hメディア (週刊メディリテ!)

黒いスーツ姿で取材の場に現れたケンジ(仮名・21歳)。
就職活動中だからと言うが、やけにサマになっている。
聞けば、以前キャバクラで
スカウトマンのアルバイトをしていた。



父親の転勤で、小学校2年生までを北米、
その後中学校2年生までを東欧で暮らした。
ネットのアダルトサイトを含め、
当時ケンジが見ていたHメディアは
日本製のものばかりで…… 
   続きは『週刊メディリテ!』で読もうもん



【今週の『週刊メディリテ!』概要】
 『性コミュニケーションのズレ
   ~若者のHメディア・リテラシー』



・洋モノと比較した、日本製ポルノならではの魅力とは



・小学5年生で夢中になったH漫画は
 週刊少年ジャンプの「○○」



・父親たちの甘いAV管理



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『渡辺真由子の週刊メディリテ!』。 
 



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  #6「ワンク
リック詐欺の被害に」

     #5「小学生を
取り巻く性的メディア環境」

  #4「好みは
『女教師もの』

    #3「『性コ
ミュニケーションのズレ』連載開始」

    #2「児童ポル
ノ規制のあり方」
 
    #1「児童ポル
ノの闇に堕ちて」    
 



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2010年4月21日水曜日

「総合教育技術」でネットいじめ特集

20105教員向け月刊誌
『総合教育技術』5月号(小学館)にて、
ネットいじめの現状と
ネット・リテラシー教育のあり方について
お話した。



学校が携帯電話の持ち込みを禁じても、
実際には子どもたちは
休み時間、塾、家庭など
様々な場面で携帯とつながっている。
もちろんトラブルの種はあちこちに潜み、
子どもたちは日々、「地雷」をよけながら
携帯世界を危なっかしく歩いている。



今回の特集は8ページにわたり
ネットいじめをじっくり取り上げたもの。
私のインタビューでは、
いじめ加害者に対する
ストレス・マネジメント対策の重要性や、
いじめの報復というのは
忘れたころにやって来るかもしれないこと等を
述べた。



教師だけでなく、親や子ども自身にとっても
参考となる内容だろう。



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■メルマガ・バックナンバー  

  #6「ワンクリック詐欺の被害に」
     #5「小学生を
取り巻く性的メディア環境」

  #4「好みは
『女教師もの』

    #3「『性コ
ミュニケーションのズレ』連載開始」

    #2「児童ポル
ノ規制のあり方」
 
    #1「児童ポル
ノの闇に堕ちて」    
 



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2010年4月17日土曜日

ワンクリック詐欺の被害に(週刊メディリテ!)

高校入学を機に
携帯電話を買ってもらったマサユキは、
アダルトサイトには携帯からアクセスすることにした。
携帯ならば、自分の部屋で見られるので便利でもある。



2年生のある日、いつものように携帯から
アダルトサイトを見ていたマサユキは、
よりディープなサイトに入るためのリンクをクリックした。
その瞬間…… 続きは『週刊メディリテ!』で読むたい



【今週の『週刊メディリテ!』概要】
 『性コミュニケーションのズレ
   ~若者のHメディア・リテラシー』



・子どもがワンクリック詐欺に遭ったときの
 家族の対応とは



・ネットのアダルトサイトならではの魅力



・ネット時代にわざわざAVをレンタルする理由



●アンケート調査
 「いまどき男子が愛用するHメディア媒体」
  人気はネット?携帯?それとも……


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『渡辺真由子の週刊メディリテ!』。 
 



■バックナンバー  
     #5「小学生を
取り巻く性的メディア環境」

  #4「好みは
『女教師もの』

    #3「『性コ
ミュニケーションのズレ』連載開始」

    #2「児童ポル
ノ規制のあり方」
 
    #1「児童ポル
ノの闇に堕ちて」    
 



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2010年4月13日火曜日

「子どもを取り巻くメディア」連載スタート

「講師の心.com」というサイトにて、
コラム『子どもを取り巻くメディア』の
連載を始めた。





携帯電話やネットの登場で
子どもの友人関係やいじめの形が
どう変化しているのか、
大人はどう対応すれば良いのかを、
具体的な事例を挙げながら述べていく。





毎月10日掲載。
第1回は「メールでつながる友人関係」。
ご興味ある方はお読みください。





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     #5「小学生を取り巻く性的メディア環境」
  #4「好みは
『女教師もの』

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ノの闇に堕ちて」    
 



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2010年4月9日金曜日

小学生を取り巻く性的メディア環境

「お前がうちの学校をエロくした、って
いまだに小学校の同級生から言われるんですよ」
こう苦笑するのはマサユキ(仮名・21歳)。



現役で難関私立大学に入ったマサユキは、
自分のHメディア遍歴を「知識先行型」だと語る。
「僕
はかなりマセていたというか、
知識の収集がすごかったんですよ。
小学校3年生の頃から、中吊り広告のグラビアとか、
両親が買ってくる週刊誌のHな記事を見ていました」



AVも
小5のときに、友達が拾ってきたものを一緒に見たという。
「小5でもAVへの興味は思いっきりありますね。
むしろその当時が一番……



      →続きは「週刊メディリテ!」で読むっちゃが



【今週の『週刊メディリテ!』概要】
『性コミュニケーションのズレ
  ~若者のHメディア・リテラシー』



・小学生への性教育は「寝た子を起こす」というが、
 子どもたちはとっくに目覚めている!?



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2010年4月6日火曜日

佐倉市で「メディアとジェンダー」講演

千葉県佐倉市が主催する
男女平等参画推進セミナーにて、
2回にわたり講師を務めた。



「あふれる情報に流されない目を養おう!」
とのテーマのもと、
第1回は「メディア・リテラシーとジェンダー表現」
第2回は「メディアと子どもの危うい関係」
についてお話した。



通常、男女平等参画関連のイベントは
女性の参加者が殆どらしいのだが、
今回はメディアを主題としたためか
年配の男性方が多い。



参加された方々からは
「テレビ、新聞の情報を当たり前に受け取らず
よく見極めたいと思った」
「日々の忙しさに流されていたが、今回の講座に
覚醒された。とどまって深く考えないと!」
…等のご感想を頂いた。



講座の様子は今月8日まで、
市の広報番組「チャンネルさくら」にて放送中。
地元の方はどうぞ。



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2010年4月2日金曜日

好みは「女教師もの」(週刊メディリテ!)

ヒロトが高校に入ると、AV観賞はもはや日常になった。
成人向けの雑誌やコミックも、自ら購入した。
近所に70歳過ぎの女性が経営する本屋があり、
「年齢はバレないだろう」と思い買っていたという。



「コミックは女教師ものが好きでしたね。
当時、担任だった女性の先生が綺麗で優しくて……
      →続きは「週刊メディリテ!」で読まんね



【今週の『週刊メディリテ!』概要】
『性コミュニケーションのズレ
  ~若者のHメディア・リテラシー』



・18歳未満の青少年でも
  AVは簡単に入手できる!?



・「女教師もの」に魅かれる心理とは?



Watanabe




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2010年3月31日水曜日

BSフジに「東京都条例改正案」で出演

29日に放送されたBSフジの
『プライムニュース』に出演した。
テーマは東京都の「青少年健全育成条例改正案」
について。



東京都が先日出した見解によれば、
この条例改正案は
不健全指定図書の該当範囲を、
従来の「著しく性的感情を刺激するもの」から、
「18歳未満の青少年をみだりに性的対象として
肯定的に描写したもののうち、
強姦等著しく悪質なもの」へと拡大している。



番組には
改正案賛成派として
猪瀬直樹副都知事と私、
反対派として
漫画家の里中満智子氏と
明治大学准教授で元編集者の
藤本由香里氏が登壇した。



「あちゃー見逃した」といま思ったあなた、
放送後10日間はネットでダイジェスト版が
見られます。



当初の番組構成では、
前半に反対派の方々が猪瀬氏に疑問をぶつけ、
後半に私が「悪質な性表現の何が問題か」を
データと共に解説する予定だった。



ところがいざ本番(生放送)に入ると、
条例をめぐって
猪瀬氏と反対派の方々の解釈に
ズレがあることがわかり、
堂々巡りの議論で予定が大幅押し。



結局、私が解説させて頂く時間は
すっ飛んだのでした。
あれ、まあ。



よって上記のネットダイジェスト版
(2時間番組を30分にカットしたもの)では、
私の発言は後編の最後部分にのみ
かろうじて残っている。



まあしかしこの問題、
6月の定例議会まで議論せにゃならんな。



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2010年3月30日火曜日

小児科臨床本に「ネット・リテラシー教育」を寄稿

Photo『小児科臨床ピクシス
~不登校・いじめ その背景とアドバイス』(中山書店)

に寄稿した。



ネットいじめについて、
メディア・リテラシー教育の観点から
対策を述べている。



この本は、
小児科医向けに
臨床の現場からの報告を
凝縮したものだ。



子どもの不登校といじめには
密接なつながりがある。
医学関係者以外の方が読んでも
役に立つ内容だろう。



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2010年3月25日木曜日

ネットいじめ動画で「FLASH」にコメント

松江市の中学校生徒が
いじめ動画を撮影・流出させた事件を、
発売中の週刊誌『FLASH』が報じている。
私もコメントを寄せた。



動画には、
男子生徒が教室内で集団に取り囲まれ
顔を平手打ちされたり、ボールを投げ付けられたりする
様子が写っている。
傍観者の生徒は大笑いしていた。



ネットに掲載されれば
簡単にコピー&ペースト(貼り付け)され、
被害の回復は難しくなる。
加害者は、そこまで想像力が及んでいただろうか。



被害生徒は「いじられ役」だったという。
お笑い番組から派生したこの「いじり」、
やる方は遊び感覚だが
やられる方は非常に苦痛だ。
詳しくは『大人が知らない ネットいじめの真実』
解説している↓



      




大人が知らない ネットいじめの真実


著者:渡辺 真由子



大人が知らない ネットいじめの真実




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☆『30歳からの留学を成功させるコツ』
 今回は
 「新学期に良い成績を取るには」
  →これを知っておかないと……



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2010年3月22日月曜日

『性コミュニケーションのズレ』連載開始(週刊メディリテ!)

「日本人の性生活満足度は15%で、世界最下位」。
英デュレックス社が2007年、世界26ヵ国の18歳以上を
対象に実施した調査結果である。
私の周りの大学生に聞くと、確かに性生活への
悩みを抱えた者は多い。
特に目立つのは、
女子は「彼氏がAVの性情報を真似する」、
男子は「彼女の反応がメディアと違う」といった、
メディアに起因する戸惑いだ。



コンビ二の本棚や電車の中吊り、ビデオにネット……。
性情報の氾濫ぶりは世界的にも突出するこの国で、
性をめぐるコミュニケーションが貧弱化しているのはなぜなのか。
今回からは、若者の「性」とメディアの性情報との関係を探る。

■第1部 Hへの目覚めとメディア

そもそも、いまの若者は子ども時代、
どのような性的メディア体験を積み上げて来たのだろうか。
それは、男性と女性で違いがあるものなのか。

1.男子のHメディア遍歴

 □遊び人の子ども時代

「僕が初めてHなメディアに接した時期、ですか」
ヒロト(仮名・二十二歳)は大きな瞳を・・・・・・
          →続きは「週刊メディリテ!」で読むき















【今週の『週刊メディリテ!』概要】
いよいよ新連載
『性コミュニケーションのズレ
  ~若者のHメディア・リテラシー』
がスタートする。
子どもが育つ過程で蓄積されたメディアの性情報は、
実際の性行動にどう影響を及ぼすのか?
若者たちのリアルな生の声をルポしながら、
検証していく。



我が子がどこから性情報を得て
どのような性体験をしているかが気になる保護者の方、
性情報のリテラシー教育を模索する教師の方、
そして何より、性に悩める若者たちに、読んで欲しい。



『渡辺真由子の週刊メディリテ!』
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2010年3月17日水曜日

有害サイト・児童ポルノ問題で講義(東京都男女平等参画施策検討会)

東京都男女平等参画施策検討会にて、講師を務めた。
「性的有害サイト・児童ポルノ問題」における
日本と海外の現状・対策について。



昨年、欧米を訪問調査した結果をもとに、
カナダ、韓国、日本それぞれが
どのような有害サイトトラブルに直面しているか、
規制やメディア・リテラシー教育を
どのように実施しているかをご紹介した。



さらに、性情報が与える影響についても。
日本ではあまり知られていないが、
ポルノと性犯罪の関連性を示す研究結果は
海外で複数出ている。
巷には、「ポルノは性欲を解消させ性犯罪を減らすのでは」
と推測する声もあるが、これを立証した研究はない。



日本でもようやく、東京都青少年健全育成条例の改正案が
非実写版(漫画やアニメ)の児童ポルノを規制する動きが見られる。
「表現の自由」という言葉に思考停止にならないようにね、民主党。

都の担当者の方は
拙著『オトナのメディア・リテラシー』を読まれ、
「知らないことが沢山あった」とのこと。
有害サイト対策を議論するなら、
メディアの影響をきっちり理解せねばならない↓


      




オトナのメディア・リテラシー


オトナのメディア・リテラシー




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☆いよいよ始まりました『週刊メディリテ!』。
  第2回 「児童ポルノ規制のあり方」
      →表現の自由より優先されるべきものは?



☆『30歳からの留学を成功させるコツ』
 今回は
 ■「オーロラで運だめし」
  →マイナス20度の地で……



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2010年3月13日土曜日

児童ポルノ規制のあり方(週刊メディリテ!)

人気のない空き地。
男は、連れ込んだ女児の衣服を無理やり脱がせた。
「いやだ、いやだ」
抵抗する女児の声が涙混じりになる。男は小さな体を…… 続きは『週刊メディリテ!』で



【今週の『週刊メディリテ!』概要】
「児童ポルノ規制のあり方」



・児童ポルノの現状と特徴



・ネットを利用した子どもの集め方



・日本の児童ポルノ対策の不十分な点



・「表現の自由」に勝るものとは?



巷では反対の声も多い児童ポルノ規制を、
どう考えればいいのか。
現状の問題点を整理し、筋道を示す。



Watanabe




『渡辺真由子の週刊メディリテ!』
 ブログに書けない話。
 児童ポルノ、性教育とメディア、戦略的受験論まで……
■バックナンバー 
  第1回「児童ポルノの闇に堕ちて」      
 
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☆『30歳からの留学を成功させるコツ』
 今回は
  ■海外就職への道 
   →ハワイで働きたくなって……



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2010年3月10日水曜日

熊本と盛岡でネットいじめ講演

Photo




熊本市人権啓発市民協議会が主催する
人権講演会で、
「ネットいじめの現状と大人の役目」をテーマに
お話させて頂いた。



参加した保護者の方々からは
「大変勉強になりました。
いじめは大人の社会にも起こる。
対応を考えなくては優しい街づくりには
ならないと思いました」
「ネットいじめの現状を知ることが出来た。
あらゆる状況について考えることの出来る
ヒントを頂けました」
などの感想が寄せられた。



終了後は主催者の方に
熊本城をご案内頂く。
写真は「本丸御殿」の大広間。
接見相手はずずーっと向こうに
おらせられるのであります。



続く盛岡での講演は
盛岡市PTA連合会が主催。
盛岡といえば昨年、
青年会議所主催のイベントにて
「メディア・リテラシー」をお話した。
今回は、わんこそばに再挑戦する暇は
なかったが…。
いや、暇があってもさすがに
65杯を超えるのは如何なものかと。



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☆いよいよ始まりました『週刊メディリテ!』。
  第1回 「児童ポルノの闇に堕ちて」
      →金のためじゃない……









☆『30歳からの留学を成功させるコツ』
 今回は
 ■「ゴシップ記事の読み方」 
  →女優と男優がゴシップされるときの違いって?





2010年2月27日土曜日

学研小論文に『オトナのメディア・リテラシー』

Photo




学研の高校生向け小論文模試の題材に、
拙著『オトナのメディア・リテラシー』が使われることになった。
連絡を受けたときは一瞬「高校生に理解できるのか?」と
思ったが、考えてみれば私も高校時代に
太宰治など読んだものである(一緒にするなって)。

引用されるのは、
「客観報道に見せるテクニック」を、
ムハンマド風刺画問題を例に解説した部分。

もともと幅広い世代にわかりやすいよう
書いたつもりだが、
高校生のメディア教育にも使いやすいと
思ってもらえるのは嬉しい。

ちなみに『大人が知らない ネットいじめの真実』は、
東京書籍の中学道徳副読本(写真)と、
日本標準の中学生向け「とっておきの道徳授業」に
引用されている。
情報モラル教育用とのこと。
ご興味ある先生方や生徒さんはどうぞ。

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「週刊メディリテ!」、おかげさまで
早くも予約下さる方が相次いでいる。
本当に読みたいもののために、

自分たちで新しい流通を作るしかありません
と言って下さる方も。ありがとうございます!

あなたも、ネットの無料情報だけで
物事を知った気になっていませんか?
何故その情報は無料で、あの情報は有料なのか
考えてみたことがありますか?

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『バンクーバーオリンピック記念連載!
 30歳からの留学を成功させるコツ』
今回は
 ■「ラングエッジ・エクスチェンジのすすめ」



 →ポーランド人青年と……



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2010年2月19日金曜日

『週刊メディリテ!』創刊

Photo_2







新たに有料メールマガジン「週刊メディリテ!」を
刊行することとなった。
ブログには載せられないが
皆さんに是非読んでほしい、と思う記事が
沢山あるからである。



児童ポルノ問題、性教育とメディア、
さらには戦略的受験論や生き方論まで……。
もちろん、テレビやネットなどのメディア分析も。
新聞・雑誌へ寄稿したものに書き下ろしも加え、
既存メディアに振り回されないための
「ものの見方」を提示する。
メディア・リテラシーを身につけたい人向け。



このような形であなたに記事を届けたいのは、
出版社がシブるような内容を書くためである。
ココだけの話だが、
私が扱うテーマはかなり先鋭的(?)らしく
大手出版社ほど手を出したがらない。



先日も、「キャリア女性向け」と
某経済新聞系出版社がうたう雑誌用に
企画を打ち合わせたところ、
「うちの読者には、早く仕事を辞めてお嫁さんに
なれという記事の方がウケます」と言われ
ガクッときてしまった。



そんなわけで
創刊号(兼サンプル)のお題は
「塾よりも安上がりな現役合格法」。
大手塾から広告料をもらっているメディアは
まず好まないテーマである。



第1回目以降は
登録しないと読めません。
1回目のお題は……
「児童ポルノの闇に落ちて」。
3月2日スタート。
月に記事4~5本で月額1,050円、
登録月は無料だって。
いまのうちに予約しとかんね。



-----------------
写真は、バンクーバーのゲイ・パレード。
『バンクーバーオリンピック記念連載!
 30歳からの留学を成功させるコツ』
今回は…
 ■「中国人と日本人」



 →日本人は追い抜かれまっせホンマ。



2010年2月11日木曜日

日本の違法・有害サイト対策

Canada_trip_034




『有害サイトに対する情報モラル教育と
規制のあり方の国際比較』の論文執筆が
佳境に入っている。
昨年訪れたフィンランド、イギリス、カナダ、
韓国での共同研究
に基づくものだ。
英語やハングル語の資料に埋もれる毎日である。



こうして諸外国と比較すると、
日本の有害サイト対策は
「規制」の比重が随分と大きい。
韓国と似ている。
フィンランドやカナダは
フィルタリングをほとんど実施しておらず、
その代わり「教育」に力を入れている。
自主性を重んじる国民性が垣間見える。
フィンランド政府の方針は
「あなたの頭にフィルターを作ろう」。



カナダはメディア・リテラシー教育の先進国なので、
小学校の段階から、メディアが社会に与える「影響」を
理解するための授業が始まる。
テレビや音楽、広告、ジェンダー表現などを
批判的に分析するよう教えるのだ。
当然この力は、ネットを賢く使うためにも役立つ。



日本でも、カナダの教科書を翻訳して
授業に取り入れれば良いのではなかろうか

(拙著『オトナのメディア・リテラシー』でも
基本理論は紹介しているが)。





なお、この論文は
電通系の吉田秀雄記念事業財団の
助成を受けたもので、
詳細な内容は来年度に公開される。



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冒頭写真は、赤毛のアンのグリーンゲイブルズ
@プリンスエドワード島。
『バンクーバーオリンピック記念連載!
 30歳からの留学を成功させるコツ』
今回は…待ってました?
 ■「カナダ恋愛事情」



  →恋愛先進国のカナダでは、日本人はモテモテ!?



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メディア・リテラシー授業の中身とは……↓








オトナのメディア・リテラシー


著者:渡辺 真由子



オトナのメディア・リテラシー





2010年2月4日木曜日

慶応大学ラスト講義

Photo



  慶応大学メディア・コミュニケーション研究所での
「メディア・リテラシー」講義が、今学期の最終日を迎えた。



これまでやってきた
メディア・リテラシーの理論面からの分析を踏まえて、
学生たちには「作り手」となって
ドキュメンタリー制作を体験してもらった。
私からの条件は
「現実の事象に問題提起をすること」。



留学生との交流や
キャンパスの喫煙所の減少、
地元商店街の町おこしなど、
学生たちのテーマにはそれぞれ個性が表れる。



私の講義が一般の映像制作の授業と異なるのは、
事前にメディア・リテラシー理論をきっちり教え、
メディアが世論を動かしたり
イデオロギーやジェンダーの価値観を作り上げたりする
「テクニック」を学んでもらう点だ。
このテクニックや、その背後に潜む作り手の「意図」を知ると、
メディアを批判的に読み解けるようになる。



映像制作の段階で
学生たちは作り手の意図を体感し、
「説得力」ある映像を作るために
自分がどんなテクニックを使ったかについて、
自己分析を行なう。



こうした作業を通して学生たちからは
「ドキュメンタリーといえども
作り手の主観で論調が左右されていることがわかった」
「メディアが発信するメッセージの『裏』を
意識するようになった」等の感想が寄せられた。
メディアによる情報操作を見抜く目を持った若者が
増えていくことを、頼もしく思う。



なお、慶応大学での講義は
来学期が最後となる。
機会があればまた、教える場を持ちたいものだ。



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冒頭写真は、バンクーバー在住のカメラマン
Koichi Saito氏によるもの。
オリンピックムードが高まってきていますねえ。
そしてバンクーバーといえば
☆バンクーバーオリンピック記念連載!
『30歳からの留学を成功させるコツ』



■第8回 「カナダ東部の旅2 
        モントリオール・プリンスエドワード島編」

  →モントリオールのマクドナルドはフランス風?



●講演歴




*講演に関するお問い合わせ・お申し込み



講演テーマ



参加者の声

【主な講演実績 (抜粋)】

  <ネットいじめと人権>
講演記録集
 主催:日本教育メディア学会、東京都人権擁護委員連合会、石川県教育委員会、
福岡県教職員組合、愛知県教育委員会、愛知県高等学校生徒指導研究大会
山梨県甲府市教育委員会、栃木県那須塩原市教育委員会、千葉地方法務局、
北九州市人権推進センター、熊本市人権啓発市民協議会、
滋賀県人権センター、
長崎県佐世保市教育委員会、新潟県柏崎市青少年健全育成市民会議、
山形県鶴岡市教育委員会、
金沢市教育委員会、越谷市学校保健会、熊本県菊陽町教育委員会、  
岡山県人権啓発活動ネットワーク協議会、岡山県教育委員会 ほか多数 


  <メディア・リテラシー教育>
講演記録集
 主催:
一橋大学、(財)社会経済生産性本部、福島県教職員組合、
群馬県人権男女共同参画課、愛媛県松山市教育委員会、
大阪府茨木市教育委員会、
三重県津市人権センター、東京都江戸川区女性起業家セミナー、
日本青年会議所 北陸信越地区新潟ブロック協議会
、秋田青年会議所、
盛岡青年会議所半田青年会議所、千葉青年会議所  ほか多数


  <男女共同参画とメディア>
講演記録集
 主催:東京都男女平等参画施策検討会、福井県男女共同参画セミナー、
宮崎県委託人権啓発ネットワーク推進事業、東京都新宿区男女共同参画講座、
千葉市女性センター、千葉県佐倉市市民大学、愛知県豊田市男女共同参画センター
東京都江戸川区女性センター、
東京都大田区男女平等推進センター、秋田県教職員組合女性部研修会、
調布市男女共同参画推進課、
青森県八戸市学校教育関係者向け研修会、栃木県男女共同参画センター、
上尾市男女共同参画推進センター、性教育研究会学術大会 ほか多数










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2010年1月27日水曜日

宮崎・新潟でメディア・リテラシーとネットいじめ講演

Photo_2


一泊二日で宮崎県へ飛ぶ。
「インターネットと子どもの人権を考える」というテーマで
保護者やPTA、教員の方々向けに講演を行なった。
宮崎県委託人権啓発ネットワーク推進事業として、
市民団体「みやざき女男(ひとひと)ネットワーク」が主催。



私のネットいじめ講演では、
携帯の技術面に関する対処法に留まらず、
子どもの心の内面にまで踏み込んで
根本的な解決のための話をしている。



そのためか会場からは
「新鮮な切り口で、非常にわかりやすかった」
「本当に聞いて良かった」
などと、沢山の嬉しいお声を頂いた。
宮崎でもネットいじめのトラブルは増えているようで、
地元の新聞社も取材に来るなど
関心の高さを伺わせる。



新潟での講演は「青少年健全育成大集会」にて。
柏崎市青少年健全育成市民会議などが主催。
500人を超える方々が参加された。
ちなみに以前メルマガで
「ビールにゆで卵の組み合わせは最高」と書いたら、
なんと主催関係者の方が、手作りのゆで卵を
お土産に下さった。帰路の車中で堪能しました。感激。



また宮崎では、
メディア・リテラシーとジェンダーに関する
学習会の講師も務めさせて頂いた。
主催者によると、民放が2局しかなく
コンビニや書店も少ない宮崎は、情報面で
「陸の孤島」だという。
「だからこそメディア・リテラシーを身に付けたい」
とのことであった。



この場で話題になったのは、
宮崎県では人工死産率(中期の人工妊娠中絶の割合)が
全国でトップレベルだということ。
2007年の宮崎の人工死産率は23.2で、
10年以上全国ワーストを記録してきた。
さらに、性感染症の罹患率も高い。



県民の方々からは、性教育のあり方や
メディアを通した誤った避妊知識の影響を
不安視する声が上がった。
東国原知事(写真@県庁前)、こういう問題も
どげんかせんといかんよ。



なお私は、メディアの性情報が若者の性行動に与える
影響について取材を続けている。
はっきり言って驚愕の現実が次々出てきています。



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☆バンクーバーオリンピック記念連載!
『30歳からの留学を成功させるコツ』
■第7回 「カナダ東部の旅① トロント・ナイアガラ編」
  
    →旅はホステルに限る!その理由とは……





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2010年1月5日火曜日

メディア・リテラシーが必要な理由

明けましておめでとうございます!



このブログをご愛読下さっているあなた。
性別や人種、障害の有無に囚われず
誰もが人間らしく伸び伸びと生きられる社会を、
今年もご一緒に築いて参りましょう。



そのためには、
メディアが押し付ける既成の価値観から
解放されねばならない。
メディア・リテラシーを身につける理由がここにある。



「既成の価値観」って例えば……?
年末年始に繰り広げられたこんな光景には、
ホームドラマの嫁姑像が一役買っている。
他にも身近に起きる様々な出来事に、
私たちを窮屈にする価値観が潜んでいる。



あなたの求める社会が私と一致するなら、
メディア・リテラシーの輪を広げていこう。
まずはあなたの身近な人と
このブログの情報を共有してみまっし。



ブログの更新チェックはメルマガで(私的トーク込み)。
日々の思想はTwitterで(mayumaniaな人向け)。



なお、このサイトは近日中にリニューアルします。
お楽しみに!



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☆バンクーバーオリンピック記念連載!
『30歳からの留学を成功させるコツ』
■第6回 「仕事の片手間にできる英語上達法」



  →英語力アップを目指す社会人は必見。





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