2011年11月8日火曜日

「恋愛リテラシー」バックナンバー勢揃い

若者の恋愛、
なかでも性行動・性意識についてメディアとの関係を探り、
有料メルマガに掲載してきたルポ
ついに最終回を迎えた。



・「性の目覚め」とメディア
・「誘い方」のリテラシー
・「実践中」のリテラシー
・「性の不安」とメディア
・ハッピーな性コミュニケーションのために
メディア教育はどうあるべきか?



こうした点を、
大学生へのアンケートや個別インタビュー、
さらに詳細なメディア分析から
解きほぐしてきた。



「恥ずかしいけど、研究の役に立つなら」と
非常にプライベートな質問にも
赤裸々に語ってくれた男子や、
「誰かに聞いて欲しかった」と
デートDVの被害を打ち明けてくれた女子。



この場を借りて感謝すると共に、
彼ら彼女らの「声」が、
性情報のあり方を変えていくことを願う。

「恋愛リテラシー」は、突き詰めれば
「性情報リテラシー」でもある。
この能力の有無が、
デートDVや児童虐待にも結び付くといっても
過言ではない。



ネット等で氾濫する性情報に簡単にアクセス出来る昨今、
みなが当事者のつもりで考えてもらいたい。
連載バックナンバーの一覧はこちら



なお、次回からは全く新しいテーマで
有料メルマガが始まります。
お楽しみに



⇒【関連】新聞連載を緊急公開!『性情報リテラシー』


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2011年11月1日火曜日

「映像学習プログラム」のシンポジウム

川口市で開かれた
「映像学習プログラム」のシンポジウム
(主催:埼玉県ほか、後援:総務省ほか)で、パネリストを務めた。



シンポは2部構成で、
1部では全国から
子どもたちに映画制作などを
手ほどきしている方々が参加。
自分で企画を考え、撮影・インタビューをする体験が、
子どものコミュニケーション能力や独創性の向上に
役立つ事例が紹介された。



2部は「映像教育の可能性とこれから」
と題したパネルディスカッション。
小宮悦子キャスター、
中央大学の松野良一教授と対談し、
メディア・リテラシーを映像教育にどう盛り込むかについて、
子どもとメディアの関係を取材する立場からお話させて頂いた。



メディア・リテラシーの育成を目的とするならば、
映像教育では制作を体験させるに留まらず、
「映像(テレビや映画)が発信する情報を読み解く力」を
指導することが不可欠だ。



メディアはどんな意図のもとに、どんな手法で情報を届け、
それは我々の意識にどう影響を与えているのか?
これらの点が欠けてしまうと、メディア・リテラシー教育とは言えない。



だが問題は、
教える側の教育者や保護者にとっては
メディアのカラクリがわかりにくいことだ。
いまの大人世代はメディア教育を受けてこなかったので、
当たり前といえば当たり前である。



拙著『オトナのメディア・リテラシー』は、
そんな大人の方々のご参考になればと書いた本。
シンポでお会いした
札幌の映像学習担当の方から「読みました!」と言われ、
チョット嬉しかったのでおじゃりました:



Media_literacy




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