2017年1月31日火曜日

「自画撮り」被害と「セクストーション」を解説(インタビュー)

保護者向け情報サイト『ママテナ』で、
セクストーションについてのインタビューにお答えした。

セクストーションとは、「性的脅迫」を意味する。
特に問題となっているのは、
子どもが相手に騙されたり脅されたりした結果、
自分の裸等をスマートフォン等で撮影(自画撮り)し、
メール等で送信するケースだ。

一度画像を送ってしまえば、
今度はそれをネタに相手から様々な要求をされたり、
人生を狂わされたりすることも。

そのあたりの現状と対策を、
私の取材経験に基きながら
3回に分けてお話している:

男子も注意!「セクストーション(性的脅迫)」の実態とは?

【実録】“SEX動画”でわが子の人生が狂わされる!

子どもが【性的脅迫】の被害者にならないために…親が今からやっておきたいこと


http://www.amazon.co.jp/dp/4335551754/
自画撮り被害の現状と対策について
更なる詳細は、
拙著 『リベンジポルノ
~性を拡散される若者たち』
で解説している。


■著者インタビュー記事はこちら




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2017年1月19日木曜日

大学で「性情報の誤解」を講義

東京都市大学で、
「性的イメージとメディア」をテーマに
ゲスト講義を務めた。
メディアが発信する性情報の「誤解」について、
男子学生と女子学生に解説。

最近は複数の大学で、
男子学生が女性に性的暴行を加える事件が相次いだ。
私がこちらで述べたように
性的メディアを鵜呑みにしない
リテラシー、
すなわち「性情報リテラシー」に
主眼を置いた性教育を
学生向けに取り入れることは
急務である。

このテーマでは、既に
慶応大学(SFC)や相模女子大学でも
講義を行ってきた。

さて、今回の講義では、
「メディアの性情報が若者に与える影響」として
主な5つのポイントを挙げ、
私の取材経験に基づき、
具体的にお話させて頂いた。

詳細については拙著『性情報リテラシー』
参考になるだろう。

学生達からはそれはそれは多数の感想を頂いた。一部を抜粋する:

・「性情報は普段から身の回りに当たり前のようにあるから、今まで適当に接してきた気がする。間違った情報を見極めるリテラシーは、情報社会を生きていく上で必要不可欠だと感じた」
・ 「性というものはとても深く、大事なものだと認識させられた。今後は今回の講義の内容を踏まえて、性に対しての考え方を改め見つめ直していければと思う」
・ 「私たちの普段の生活の中であまり触れようとしない性に関するお話を聞けでとてもためになった。メディアから得る性に関する情報は、どこかおかしいと肌で感じることはありましたが、それをきちんと理論付けて教えてもらうということは中々できないと思うので、良い機会だった」
・「女性は自分たち男とは、考えていることが全然違うことを知ることができた」
・「とても興味深い内容だった。子どもたちにも高校までにこのような講義を受けさせ、メディアとの向き合い方を考えさせる事が重要」

・「とてもわかりやすい講演だった。メディアで発信されている性情報が必ずしも正しいものではないことを肝に銘じ、情報の選別を行うことが大切だと思った」
・「専門家によるリアルな話が聞けてよかった」
・「同じことに関してでも、男子と女子では、全然認識が違うということに驚いた。誤解を招くような性情報は多くの危険が伴うと感じた。日本はもっと性教育に対して力を入れるべきだと思った」
・「性行為についての認識が甘かったと改めて確認できた。この講義内容をちゃんと覚えておきたい。何事でも相手の気持ちを考え、さらには先のことも考えて行動するべきだと感じた」
・「私もメディアに影響されている1人だと思う。性的な話はあまり人と相談したり経験を聞いたりするのは難しく、どうしてもメディアを見て学んでしまう。正しい知識を学んでいきたい」
・「メディアからの情報は知らないうちに頭の中に残っていてふとしたときにもその内容を思い出してしまうことがある。また、男性目線と女性目線ではやはり思っていることが全然違って、その違うことに気づかずにメディアが男性はこういうものだ、女性はこういうものだと宣言してしまうことに問題があるのだなと感じた」

・「普段聞くことができない話だったのでとても興味があった。メディアの情報を鵜呑みにしてしまうことはとても危険だということを改めて認識した。教育とメディアが変わらないと、性的な情報がこれからもたくさん間違ったことを含め出てくると思うので、自分でしっかりとその情報を吟味することが大切だと思った。情報は男性側に都合の良いことばかりだし、いつも被害を受けるのは女性の方だと思うので、女性が自分でしっかりと情報を知っていたり、拒否することが大切だと思った」
・「性について教えてもらうとなると高校の保健の授業だけだったので、今回の講義を聞いていてほとんど知らないことばかりで、今まで性について知らなかったことへの恐怖を感じたが、今日知れてとても良かった。また、自分の体は自分で守っていくことが大切だなと思った」
・「性の問題について日々の生活の中では考える機会がほとんどない問題であったが、今回の講演を受けて性の問題について考える機会が与えられて、自分の中で性の問題とどう向き合っていくかについて考えさせられた。今後も性の問題に触れる機会があると思うが、そのときに今回の講演の内容を参考にできたらいいと思う」

・「なかなかこういった性に関する講義は聞くことがないので、新鮮でよかったです。友達とこういった話はやっぱり少し抵抗があるので雑誌とかで納得したりしますが、全て正しいわけじゃないんだなと改めて気づきました。いつか役に立つのではないかと思います」
・「私たちはメディアによって左右されすぎている。正しい情報も間違った情報も交錯しているメディア。どれが正しくてどれが間違っているか、自身でちゃんと見極める必要があると今日の授業を通して改めて感じた。特に性情報は、自分の体にも関係するし、私たちに与える影響はとても大きいと思う。性情報は基本的にメディアを通して学ぶことが多いと思うので、それを参考にした上で、お互いを尊重し合う人間関係を築けていけたらいいなと思った」
・「性に関する問題は簡単に見逃していいようなことではなく、しっかり向き合わなければいけないことだと思うので、メディアが提供する様々なテクニックや解説を全て鵜呑みにするのではなく、情報をしっかり吟味して受け取りたいと改めて思った」


メディアの作り手に対しても、要望が寄せられた:

・「正しい性知識があっても、いざその時になると自分に甘い方向へと持っていこうとしてしまうので、メディアはそういう感情に対してブレーキをかけるような存在であってほしいです」
・「メディアも受け手が惑わされることを理解して、発信してほしい」
・「サイトや雑誌でも、男女の互いの性情報を載せ、お互いがお互いの情報に触れられる環境をメディアには作ってほしいと思った」
・「メディアが私たちに与える影響が強いことを感じた。そのために作り手は、自覚や責任を持たなければならない」
・「商業主義が生み出した誤った性情報によって、多くの女性が苦しんでいることを改めて認識した。身につけた気になっている不確かで曖昧な情報のみで固めた男という身勝手な存在が、女性を不安で危険な状況に陥れてしまうということは、あってはならないと思う。そのためにはメディアが確かな情報を伝え、さらには根本の教育から見直す必要性を感じた」
・「メディアが与える性的イメージの影響は大きいと思った。中高生は性に対して興味を持つ時期なので、中高生向けの雑誌に、性に対する間違った情報を書くのは危険だと思う」
・「作り手は売れることに集中しているため、女の子の気持ちを知らずに情報を発信している。それにより傷つく女の子がいることも、メディアで載せた方がいい気がしました」


なお、日本製のAVやアダルト動画は世界的に人気を博しているため、
性情報が若者に与える影響への対策は、国際的な課題でもあろう。
国連のような国際機関にも是非、性情報リテラシー教育の普及に
取り組んでもらいたいものである。


【参考文献】

https://gumroad.com/l/loveliteracy#

『性情報リテラシー』
 

我が子の「性」への対応、
大丈夫ですか!?



性教育教材としてニュースで紹介!




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2017年1月10日火曜日

『女性自身』でネットストーカー特集(コメント)


http://jisin.jp/serial/life/kurashi/27160

本年もよろしくお願い致します。

年末年始はなかなか時間が取れず、
すっかりブログをご無沙汰してしまった。
近況はツイッターフェイスブックでも
公開しているので、
よろしければチェックしてみて下さいまし。

2017年は、
私がテレビ局を退職し、
カナダへの留学を経て
メディアジャーナリストとしての活動を始めてから
ちょうど10周年となる。

節目ということで、色々変化が起きそうな予感。

さて、
年明け早々のお知らせである。

発売中の週刊誌『女性自身』が
「激増! ネットストーカー撃退マニュアル」を特集。
私は、SNSの危険性とメディア・リテラシーを
専門とする立場から、実態と対処法をコメント。

こちらでもお読み頂ける。


【最新刊!】

http://www.amazon.co.jp/dp/4335551754/
『リベンジポルノ
~性を拡散される若者たち』


■著者インタビュー記事はこちら


「リベンジポルノなんて、
撮らせる人間が悪いんじゃないの?」

そう思うあなたは、是非どうぞ。



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